The Spirit in the Bottle

旧「小覇王の徒然はてな別館」です。movie,comics & more…!!!

映画

マジックは不在。ただウディ・アレンの欲望に忠実なファンタジーがあるだけ マジック・イン・ムーンライト

どんな作品かさっぱり把握していなかったけれどエマ・ストーンが出ている!その一点で観に行った作品。ウディ・アレンの監督最新作「マジック・イン・ムーンライト」を観賞。正直ウディ・アレンは苦手です。 物語 1928年、辮髪のカツラに泥鰌髭を付けて中国…

隣りあわせの灰と青春 シンデレラ & エルサのサプライズ

本当は怖いシンデレラ!ここ数年の流行の一つである古典的なお伽話を最新技術で実写化!解釈のぜんぜん違う「白雪姫」2本、「ジャックと豆の木」「美女と野獣」そしてディズニー公式の「眠れる森の美女」外伝「マニフィセント」、お伽話オールスターズによる…

おっぱいがいっぱい! おっぱい映画ベストテン(選・小覇王)

まずは… もうしわけございません!!! 前回冒頭で更新の間を空けたことについて触れたというのに、そこからまた一ヶ月近く空いてしまいました。例によってネット環境のトラブルで、しかもスマホの通信速度制限を食らってしまい、更新もままならなかったので…

ロビン・ウィリアムズの動く歴史遺産 ナイトミュージアム エジプト王の秘密

バスで揺られて、お待たせしました。すっかりサボりぐせが付いたスーです。一度更新すると「これで、しばらく更新しなくて済むな」などと思ってしまう最近なので一週間、10日空くのは当たり前になりつつあるので、改めないとなと思っていたりすます。別にブ…

高まる前半、失速する後半!でもミッチーは最高! スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号

はい!「相棒」シーズン13、大変なことになりましたね。賛否両論(と言うか圧倒的に否?)喧々諤々。カイトくんが犯罪者、それも特命係に来たぐらいから地道にヴィジランテやってたって設定で「ダークナイト*1」などというあからさまなネーミングまで付いて…

探しものは森のなかに イントゥ・ザ・ウッズ

探しものは何ですか 見つけにくいものですか カバンの中もつくえの中も 探したけれど見つからないのに まだまだ探す気ですか それより僕と踊りませんか 夢の中へ 夢の中へ 行ってみたいと思いませんか 夢の中へ ― ベストアルバムアーティスト: 井上陽水,小椋…

飯もネットもこんがり焼き上げろ! シェフ 三ツ星フードトラック始めました

マーベル・シネマティック・ユニバースの二度目の山場、「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」の公開も迫って来たけれど、そのMCU最初の立役者といえば「アイアンマン」の3部作であろう。単に作品をヒットさせたというにとどまらず、その明るい雰囲…

アニーよ自由をとれ! ANNIE/アニー

さて、同日に観た映画の最後の一本。実際はその日の最初に観たのが今回の「アニー」でありました。「アニー」と「アナベル」の二つのアニーで「エクソダス」を挟む、というプランは狙ったものではなく、単なるスケジュールの問題。当然何の脈絡もないのだけ…

悪魔の子守唄! アナベル 死霊館の人形

ええっと、ここ数日ちょっと色々ありすぎて気持ちが落ちているわけですが*1、そんな中でも細々と映画を観ておりました。久々に劇場で映画3本はしご!という強行スケジュール。前回の「エクソダス」をミュージカル映画「アニー」とホラー映画「アナベル」の二…

古代頂上兄弟喧嘩 エクソダス 神と王

本当は2月1日に見る予定だったのだが、色々あって大幅に予定が遅れ、結局1ヶ月遅れ3月1日の映画の日に観たのだった。クリスチャン・ベイル主演、リドリー・スコット監督作品「エクソダス 神と王」を観賞。 物語 昔々、まるで兄弟のように仲良く育った二人の…

長寿と繁栄を  追悼レナード・ニモイ

今日はちょっとばかりショックな出来事が起きて朝からテンションが低いです。それは「スタートレック」シリーズ中でも「宇宙大作戦」でスポックを演じたレナード・ニモイの訃報。 俳優レナード・ニモイ氏が肺疾患で死去、83歳。『スタートレック』のMr.スポ…

歌って踊って魔法にかけられて バーレスク

どうもまた間が開いてしまったのですが、今回は超短めに。2011年の僕のベスト作品でもある「バーレスク」が再び劇場でやっていたので思わず観賞。とはいってもこれはblu-ray上映ということで僕はすでにblu-rayソフトを持っているのだが、まあ、こういう作品…

あの瞬間、たしかに私は十代の亀だった! ミュータント・タートルズ

カワバンガ!! バットマンはコウモリ、仮面ライダーはバッタ。そしてスパイダーマンはクモ。1番分かりやすい超人化の方法は人間に別の生物の要素を持たせることなのだけれど、ある意味で最も(悪役・怪人としてはともかく)ヒーローから縁遠いのが爬虫類の…

頑固親父と放蕩息子の和解 ジャッジ 裁かれる判事

いよいよ公開も近づいた「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」を控え、ロバート・ダウニーJrの主演作を観賞。 物語 シカゴで弁護士を務めるヘンリーは真実にかかわらず自分の依頼者を勝たせることで悪名高い名弁護士。妻との離婚も控えたある時、兄…

目で語る妻、口から生まれた夫 ビッグアイズ

数年に一度のティム・バートンタイム!そりゃ世間にはもっと影響力の多い人もいるだろうけど、こちとらティム・バートンの世界一のファンであると自認してるんで、映画が公開されたらそりゃ観に行きますよ(とっても面倒くさいタイプのファン)! 今回は実写…

燃える石炭、薄い氷、真昼の花火〜そう見えずとも危険なもの 薄氷の殺人

たまにある「今日はなんでもいいから映画観るぞ」と決めて劇場へ行き、劇場についてから見る映画を決めた作品。予告編も全く見ておらず意外とそういう作品は全く事前に情報を入れていないせいか、そもそもジャンルから予測がつかなかったりするので意外と楽…

史上最強の弾丸ブレイブ烈車! 烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE

さあ「仮面ライダーMOVIE大戦」が終わったと思ったら次は「スーパー戦隊VSシリーズ」。例によってこちらは特別料金1,200円。今年は「烈車戦隊トッキュウジャー」と「獣電戦隊キョウリュウジャー」。「烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVI…

壁の中に誰かがいる 劇場版『進撃の巨人』 前編 〜紅蓮の弓矢〜

まったく観る気はなかったんだけど、たまたま劇場料金が安い日に時間が取れて、しかしスケジュール上はこれぐらいしか観るのがなかったという消極的な理由から今回の作品を鑑賞。大ヒット漫画のTVシリーズ、その総集編として劇場公開された「劇場版『進撃の…

どんよりも画一化も吹きとばせ!仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル

しまった!もう「スーパー戦隊VSシリーズ」新作の公開だ!まだ「MOVIE大戦」の感想書いていないよ!というわけで取り急ぎ書きます。去年最後に劇場で観たのが今回の「仮面ライダー MOVIE大戦」でありました。急げばもしかして「スーパー戦隊VSシリーズ」とは…

「愛犬とごちそう」と「オリエント急行殺人事件」

地上波TBSで放送されている生物バラエティ番組「トコトン掘り下げ隊!生き物にサンキュー!!」は民放のこの手の番組にしては比較的落ち着いていて(程度の問題ではあるけれど)毎週楽しみに見ていたのだが、ここ最近はすっかり犬猫ばかり取り上げていてかなり…

陰影、流血、悪女、ミラー シン・シティ 復讐の女神

ここ最近動画サイトにNHKBSで放送されていた「BSマンガ夜話」が大量にアップされていたのでそれを見たりしていた。色々見ていた中でいわゆる芸能人ゲストで一番分かっているなあ、と思ったのが「子連れ狼」の回に出ていた林家木久蔵(現・木久扇)師匠だった…

復讐を乗り越えて英雄になれ! ベイマックス

新年早々サボりぐせ。年末に観て、新年一発目として2回めを観た「ベイマックス」の感想です。昨年の僕のベスト第3位。 物語 ここはサンフランソウキョウ。14歳のヒロ少年は天才少年だけど現在は非合法のロボットバトルばかりしています。兄のタダシはそんな…

バーラムユー!(訳:新年のご挨拶)

あけまして おめでとう ございます 今年は未年ですね。羊といってもパッと思いつくのがこれぐらいしかなかったので(後は直接関係ない「羊たちの沈黙」)、こちらの画像で攻めたいと思います。 そう「ベイブ」です! バー ラム ユー バーラムユー、バーラム…

チェイシング「完璧な」エイミー ゴーン・ガール

この12月、どうしても観たい映画は3本。ひとつは「ホビット決戦のゆくえ」。もう一つは「ベイマックス」。そして残る一つが「ゴーン・ガール」だった。デヴィッド・フィンチャーの最新作。とりあえずこの3本だけは絶対観よう。後は様子を見て…という感じ。い…

小覇王の映画ベストテン2014〜世界はアメコミと続編で出来ている?

「わたしはベイマックス。貴方のベストを守ります」 映画のベストを表明するのは政治的な行為!とは誰が言ったのか忘れましたが、たしかにセンスが問われ、場合によっては要らぬ文句も言われてしまう大変な行為です。そんな勇気ある危険な行為を守るため今年…

あるホビットの休暇の記録 ホビット 決戦のゆくえ

いよいよ最終決戦!「思いがけない冒険」から2年(予想したよりは全然早い)、「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚でもある「ホビットの冒険」も最後です。前作の感想ではアメリカ公開が2014年12月なので日本公開は2015年春ぐらいかな、等と書いたのですが…

悪童たちの歌声 ジャージー・ボーイズ

ええ、実に鑑賞後2ヶ月以上放置していた作品です。「ファーナス 訣別の朝」と同じ日に観てその後、ブログ更新が途絶えたのでなんだか感想を書くタイミングを逸してしまいました。しかし、劇場で観た作品の感想だけは必ず書くのがこのブログ唯一のルール。新…

感情と冷静の狭間 インターステラー

作品を作れば何かと話題になるクリストファー・ノーラン。どうにも日本では一部に徹底的な「ノーラン嫌い」がいるようで、正直正当に評価されていない気もするのだけれど、そんなクリストファー・ノーランの監督最新作「インターステラー」を観賞。IMAXです…

ホームセンターあらし イコライザー

デンゼル・ワシントンって不思議な俳優で僕はあんまり劇場で出演映画を観たことはないのだけれど、紛れも無い現代アメリカを代表する俳優で黒人俳優としてもまず真っ先に挙げられる俳優だと思うけれど、その割にいわゆる黒人俳優らしさを感じさせない。例え…

暗闇に浮かぶシュワ サボタージュ

さて、「エクスペンダブルズ3」ではゲスト以上メイン未満(だけどレギュラーではある)の出演だったアーノルド・シュワルツェネッガーであるけれど昨年本格的に俳優復帰したのはご存知の通り。復帰以降これまで3本出演作があって内2本はシルベスター・スタロ…