The Spirit in the Bottle

旧「小覇王の徒然はてな別館」です。movie,comics & more…!!!

ヒーロー稼業は金がかかる

 1日の食費なんかを100円200円節約しても出て行くときは一気に出て行くので大変だなあ、という話。
 昨日、色々と購入したのだが特に意識したわけではないがものの見事にアメコミ、スーパーヒーロー関連だった。まだ全部読んでいないので表面的な紹介だけ。
 
 まずはマーベルコミックス、「アストニッシングX-MEN:ギフテッド

アストニッシングX‐MEN:ギフテッド

アストニッシングX‐MEN:ギフテッド

 「X-MEN」といえば僕はクリス・クレアモント原作、ジム・リー作画のシリーズが馴染み深い。クリス・クレアモントは複線の張り方がものすごく上手い人で実質現在のX-MEN人気を作った人といえる。SF小説暁のファーストフライト」もお勧め。
暁のファーストフライト (ハヤカワ文庫SF)
 で、「アストニッシング〜」はジョシュ・ウェドンが原作。ウェドンはTVシリーズ「バフィー恋する十字架(吸血キラー聖少女バフィー)」を手がけた脚本家(製作も)。元は「バッフィ・ザ・ヴァンパイア・キラー」という映画だったがヒットせず、TVシリーズは大ヒットした。僕もシリーズとしては「スタートレック」に負けるが単独番組としては一番好きなTVドラマかもしれない。 例えば第2シーズンで主人公バフィーは恋人でもあるジプシーの呪いによって魂を持ったヴァンパイア、エンジェルと結ばれる。ところがそれによって幸福を得たエンジェルは呪いから解放され凶悪なヴァンパイア、アンジェラスになってしまう。
 これはセックスを許した瞬間態度が豹変する男性のメタファーだという。こういうリアルな女子の感覚をホラーで表現したところがウェドンの優れたところだろう*1
 「アストニッシング〜」の最初の方だけ読むといきなりスコット(サイクロップス)とエマ・フロスト(ホワイト・クイーン)のベッドシーンがあってそこにウルヴィーが乗り込んできたりするので戸惑う。日本語版でしか読んでないから間が抜けてるなあ。
 メンバーはオリジナルメンバーと同じ5人でサイクロップスウルヴァリン、ビースト、ホワイト・クイーン、キティ・プライド(シャドウ・キャット)。

ウルヴィー「もうタイツは御免だぜ」
サイク「ヒーローはコスチュームを着るものだ」

という会話があって笑った。2800円なり。
 
 次は「アンブレラ・アカデミー〜組曲「黙示録」〜」。

アンブレラ・アカデミー ~組曲「黙示録」~ (ShoPro books)

アンブレラ・アカデミー ~組曲「黙示録」~ (ShoPro books)

 原作を担当したのはロックバンド、マイ・ケミカル・ロマンスジェラルド・ウェイ。マイ・ケミは「ウォッチメン」の主題歌も担当してた。

 まだ全然読んでいないのだけど、なんとなく「X-MEN」と「サイボーグ009」をあわせたような感じの新しいヒーローものかなあ。
 作画はガブリエル・バー。絵柄はマイク・ミニョーラの影響を受けているかな。日本でも受けそうな感じ。2200円なり。
 
 次はCD。「AC/DC アイアンマン2」。
アイアンマン2(デラックス・バージョン)(DVD付)

アイアンマン2(デラックス・バージョン)(DVD付)

 一応サントラ。だが、ほとんどAC/DCのベストアルバム。前作でも使われてた「BACK IN BLACK」も収録されている。

 まあ、全部劇中で使われるわけじゃないだろうけど普通にAC/DCのアルバムとして買うも良し。
 あれ、そういえばブラック・サバスの「IRONMAN」は使用されないのかな?
 こちらは輸入版DVD付を2000円で購入。海外のDVDがPS3で再生されるか分からなかったけどDVDなしと200円しか違わなかったのでまあいいやと思って購入。でもちゃんと再生できたよ。
 
 最後は「バッタ君町に行く/スーパーマン」。
バッタ君町に行く / スーパーマン DVD BOX ( DVD2枚組 ) (<DVD>)

バッタ君町に行く / スーパーマン DVD BOX ( DVD2枚組 ) ()

 現在でも高い人気を誇るフライシャー兄弟の作品。もちろん目当ては「スーパーマン」の方。数年前、ダイソーで2話100円のVHSビデオを売っていて何本かは持っていたのだが、今回は13話全部収録。戦時中に作られたこのシリーズは後世の作家達にも多大な影響を与えているが有名なのは「ロボット・モンスター」かな。

 宮崎駿天空の城ラピュタ」のロボットなどはこのシリーズの影響を受けている。後は「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」のロボットも。
 関係ないけどアメリカのアニメ製作者で有名なハンナ&バーべラって名前や作風から女性だと思ってたんだけど結構後になって「ウィリアム・ハンナ」と「ジョセフ・バーベラ」という男性二人組みだと知って軽いショックを受けた覚えがある。
 980円なり。
 
 タイトル訂正。ヒーロー稼業が金がかかるのではなくて、「ヒーローコレクションは金がかかる」の間違い。しめて7980円なり。
 
 日本の物だと「ゼブラーマン」を観に行くかどうか迷う。
白黒つけるぜ!

*1:ウェドン自身はゲイの男性