バットマン アーカム・アサイラム
実に久しぶりにPS3のゲームを買った。2008年に「メタルギア・ソリッド4」を買って以来。というかPS3そのものが「MGS4」と同時に買ったものだから2本目。多分2008年は「MGS4」を遊び倒したものの2009年に入ってからは丸1年PS3でゲームはやっていないと思う。
PS3そのものはDVDやBDの再生機としてほぼ毎日働いているし、ゲームもDSの方は遊んでいる。ちなみに最近買ったのは「ゼルダの伝説 大地の汽笛」。前作より大分謎解きも難しくなってる。現在おそらくラストダンジョンの手前で放置中。また気が向いたらプレイする。
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2009/12/23
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日本で翻訳発売されているアメコミはほとんど持っているし映画化作品も大体DVD等で持ってはいるんだけど、ゲームはほとんどやらなかった。多分一番プレイしたのはカプコンの格闘ゲーム「X−MEN」。バットマン物にいたっては1989年のティム・バートン版公開時に発売されたゲームボーイ版とメガドライブ版以来だと思う。
ゲームのスタイルはそれこそ「MGS」スタイルのステルスアクションで好きなジャンルなのだが洋ゲーだし難易度も高そうで最初は購入するかどうか躊躇していた。僕ははっきり言って自慢じゃないがゲームが下手だ。そして洋ゲーの難易度は半端じゃない。
そうしているうちに体験版がダウンロードできることを知った。
「まあ、まずは体験版をプレイしてみて大丈夫そうだったら買うか」
と、そんな感じでPS3をネットにつなぐ。PS3をネットにつなぐのも「MGオンライン」で敏腕スナイパーに頭を撃ち抜かれて以来。とりあえず体験版をプレイ。まずはその美麗な画面に驚く。結局体験版は程なくクリアして何とか大丈夫そうだったので本編も購入した。
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
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今日も今日とてジョーカーを捕まえたバットマンはジョーカーをアーカム・アサイラムに連行する。おりしもその日はブラックゲート刑務所で火事があり、囚人が一時的にアーカムに移送されていた。ジョーカーが無抵抗だったことを不振に感じたバットマンはジョーカーの収容を見届けることに。そしてジョーカーは一瞬の隙を付いて逃亡。所内のセキュリティを握られ、アーカムは犯罪者たちに占拠される。人質になった所員や占拠されたアーカムを解放しようするバットマンの前に宿敵たちが立ちはだかる・・・
おそらくこのゲームの基となったのはデイヴ・マッキーンのやはり同名のグラフィック・ノベルで話も絵もちと難解だがバットマンに登場する悪役たちの深い闇を描いた作品。
バットマン:アーカム・アサイラム (小プロワールド コミックス)
アーカム・アサイラムは犯罪者専用の精神病院でゴッサムの代表的な犯罪者は大抵気が触れているので一般刑務所ではなくここに収容される。ナローズ島というゴッサム本島からも離れた場所にある。ゴッサムシティが島、とされたのはそんなに昔ではないが*1そのほうが封鎖しやすく孤立させやすい。
著名な犯罪者が多数収容されている為、短期間で名を成そうとする物が医者として赴任することもあるがミイラ取りがミイラになることも。ハーリーン・クインゼルはジョーカーの魅力に落ちてハーレイ・クインとなった。映画ではジョナサン・クレインことスケアクロウがここで働いてたことになっている。
また、その施設は病院とは思えないぐらい古風なゴシック建築でバットマンでオカルトがらみのエピソードの時は大抵アーカムが舞台だ。
映画でアーカムが登場するのは「バットマン・フォーエヴァー」からだが「バットマンビギンズ」では重要な舞台として登場。一部で熱狂的なファンを得た「ダークナイト」のトーマス・シフ君もここの出身者だ。
さてゲームに話を戻す。これが単純にアーカムだけの話だと極端な話、犯罪者とはいえ病人相手に戦うゲームということになってしまう。そこで生きてくるのが「火事で一時的にブラックゲート刑務所の囚人がアーカムに移送されている」という設定。ブラックゲート刑務所はいわゆる一般の犯罪者用の刑務所でこれでジョーカーやスケアクロウなどの「キ印系悪役」だけでなくペンギンやキャット・ウーマンなどの一般の犯罪者の出てくる余地も残された。コミックスではいまいちだけどデッドショットやファイアフライなんかゲームの悪役としては使い勝手のいい中ボスだと思う。それに一般雑魚敵も病人ではなくブラックゲートの犯罪者ということで思い切れる。しかしみんなパンキッシュで筋骨隆々すぎるきもするが・・・
ゲームの難易度は3段階。臆病な僕は迷わず一番易しい「ビギナー」でプレイ開始。体験版でも思ったけど、今回のバットマンは弱い。いやもちろん雑魚には強いんだよ。素手とか木材持ってる程度の敵には無敵でとりあえずボタン連打で勝てるんだけど*2銃火器を持った敵には為す術がない。「Sの字」みたく身体で弾をはじき返しながら前進したり、目力で弾をひしゃげたりする力はバットマンにはないのですぐ死ぬ。「バットマンのスーツだって多少は防弾効果あるだろ!」と叫びたくなるぐらい。もちろんそういう敵にはきちんと対処方法があって後ろから忍び寄って倒したり、ガーゴイルの上から吊るし上げたり個々に対処するのだ。コツをつかむとこのガーゴイルからガーゴイルへと飛び移って移動し、敵の目をくらませ、孤立したところを襲うというプレイがとても面白い。この少し高いところにビュンビュン飛び移るのがスネークとは違うところだ。
現時点では大体15%ぐらいの進行状況。判明してる登場敵キャラは次の通り、
- ジョーカー
- ハーレイ・クイン
- キラークロック オープニングで登場今後の対戦が待たれる。
- ミスター・ザズー(翻訳によってはツァスツ表記も)
- スケアクロウ
- ベイン
- ポイズン・アイビー トレーラーで登場。
- リドラー 「リドラー・チャレンジ」と称するいわゆるやりこみ部分で登場。本編に絡んでくるかどうかはまだ不明。
そのほか名前だけの登場でファイアフライとかトゥー・フェイスとかも登場。個人的にはペンギンに期待したいけどこのゲームの雰囲気には合わないかなあ。先ほども言ったとおりペンギンは限りなく「こっち側」に近い人間ですので。まあ、僕が大好きなだけなんだけどね、ペンギン、本名オズワルド・チェスターフィールド・コブルポット。
ヒーローの側だと、
の三人。ロビンやナイトウィングは出番が無さそう。クリア後に「Sの字」で無敵プレイとかできると楽しいかもね。
ちなみにシナリオはブルース・ティムのアニメ版で共同制作とかしてるポール・ディニ。声もアニメでおなじみのケビン・コンロイ、マーク・ハミル(ダークサイドに落ちた元ジェダイの騎士!)が担当してる。日本語は字幕だけだけどもしもアニメと同じ玄田哲章や青野武だったら見てみたい(てかやってみたい!)。
別に急いでクリアする気はさらさらないのでゆっくり楽しむ予定。又何かあったら報告するかも!
公式サイトはこちら→http://www.square-enix.co.jp/batmanarkhamasylum/images/left.jpg