The Spirit in the Bottle

旧「小覇王の徒然はてな別館」です。movie,comics & more…!!!

ロック様の妙技を味わう4月、5月に観た映画

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 はい、10日ぶりのご無沙汰ですね。この10日の間についに「壊れかけのPS3」から「壊れたPS3」になりました。昨年末から調子が悪かったプレイステーション3。以前にも一度壊れて修理したのですが、それから約7年。

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 途中でDVD、blu-rayを読み込まなくなり、完全にtorne専門となりそれでも十分役立ってくれたのですが、さすがにもう一回修理に出す気にはなれませんでした。データとして残ってるゲーム、音楽、などもさよならです。録画した番組は外付けHDに保存していたわけですが、PS3一台一台とtorne及び録画データがひも付けされているので修理に出したり買い直したりあるいはPS4になってももう見れないんですよね。地上波のアイドリング!!!、ドラマ、主に「午後のロードショー」である映画などがもう見れない。

 そして急遽レコーダーを購入。いつもはSONYユーザーなんですが今回はPanasonic。しかし5日ほど使ってみて分かったのはtorneの圧倒的な使い易さ。今回購入したのは現時点で購入できるおそらく一番安い代物なのでこれは最もダメな機器だとは思うんだけどそれにしても使い勝手が悪すぎる。だってtorneって発売されたの2010年ですよ。そこからちょっとづつバージョンアップはしているけど、基本は変わってない。そのtorneに今年か昨年に発売されたモデルが圧倒的に負けてる。欠点といったら作動音がうるさいのと一度PS3 を立ち上げてそこからtorneを開くので使うまでに時間がかかるってぐらい。後はすべての面でtorneのほうが上です。ゲーム機としてのエンジンとレコーダーのそれとは根本から違うのでSONY含む他のレコーダーでもtorneにはかなわない、みたいな意見もみたのですが、torneに特化した(そしてblu-rayなどへの書き込み機能のついた)レコーダー発売されたら多分買うなあ。

 というわけで近況報告終了。今回は4月以降に劇場で観た映画の簡易感想です。ちゃんと単体で記事を書いたのが「ブラック・パンサー」までなので此処から先はツイッターでちょこちょこ感想述べたりはしたものの、ちゃんとしたのは初めてとなります。

・2018年4月

・5月

 思った以上に6月8月が本数多かったんで今回は4月5月分。本数はともに一月4本で週一の割合で観てることに。しかしますますジャンルが偏ってるな……

4月

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル

 元は絵本で、てっきり現代風リメイクかと思ったら1995年のロビン・ウィリアムス主演の「ジュマンジ」の正統続編。冒頭ですごろくが自己進化するのがわかる一方、主人公たちが送りこまれた異世界は前作でロビン・ウィリアムス=アラン・パリッシュが過ごした世界だということが分かる。現実とゲーム世界でキャラクターが変わるのが特徴でオタクはロック様に、ジョックスは学者に、プリンセスがジャック・ブラックになったりする。前作と違ってアナログな双六ではなく日本のアニメだと「ログ・ホライズン」とかに近いイメージ。コリン・ハンクスが出ていて、監督のジェイク・カスダンローレンス・カスダンの息子なので何気に二世総動員映画でもある。

 パンフが特徴的な造りで、劇中の地図を模した物。勢い余って買っちゃった。とはいえ読みづらいし正直内容が(地図だけに)ペラッペラなのでちょっと残念。

パシフィック・リム:アップライジング

 大人気ロボット映画の続編。僕は正直前作はそれほど楽しめず、ネットで粘着されたりしたのであんまりいい思い出はないのだけど、本作は良かったです。ただ世間的には前作に劣る、というのが一般的な評価ようで、中々うまくいかないものですな。個人的に前作は巨大ロボ映画と怪獣映画の両方を頑張ろうとして、両方共空回りしていた印象なのだけど、本作はわりと巨大ロボット映画のほうに尽力していた印象があります。素人の女の子が作った小型のイェーガーなんかも登場し、イェーガーVSイェーガーが見せ場になったりして怪獣映画の印象はほぼ消え、巨大ロボット映画として成功していると思う。カイジュウは相変わらず魅力が薄いです。ゴジラみたいな個性のある怪獣というよりはそれこそ「ゲッターロボ」で週替りで出てくる敵怪獣って感じ。昼間の戦闘シーンが圧倒的に多いのも好感度。「キングコング:髑髏島の巨神」で活躍した(してない?)景甜(ジン・ティエン)さんが怪しげな中国人起業家として出てきて、でもクライマックスで活躍するのもニュート(前作でも出てきて正直嫌いなキャラ)の末路と相まって愉快でした。ちなみに劇中出てくる東京は何か位置関係として変なのでカイジュウ襲撃で一度滅び、別の場所(富士山近く)に新たに建設された新東京なのだと思われます(エヴァンゲリオンオマージュ?)。

 前作の感想

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・レディ・プレイヤー1

 アーネスト・クラインの小説「ゲームウォーズ」を原作としたSF映画VR世界「オアシス」に人々が入り浸っているのが日常となった世界。オアシス創造主ハリデー亡き後に彼の遺言に酔って始められた彼の遺産とオアシスの所有権を手に入れるためのゲーム。イースターエッグを手に入れるための3つの鍵を巡って日々ゲームが繰り広げられていた。主人公パーシヴァルは1つ目の鍵を手に入れたことから一躍有名人となるがそこには大企業の陰謀が…

 ガンダムメカゴジラアイアン・ジャイアントなど様々なサブカルチャーがこれでもかと詰め込まれたスピルバーグ最新作。ただ映像は最先端だけど、そこで描かれる道徳はわりと古いというかスピルバーグの世代の粋を超えないかな、とは思う。普遍的なものなのでそれで別段遅れている、とも思わないけど。

 劇中では森崎ウィン演じる日本人ダイトウ(主人公のゲーム仲間)がメカゴジラを操る敵(ベン・メンデルスゾーン、ローグワンに引き続き悲しき悪の中間管理職)に対抗するためにガンダムになる。ここでのセリフが「オレはガンダムでいく!」でこれは英語のセリフを森崎ウィンが自分なりに解釈して日本語にしたものだそうだが、ここで「ガンダムなら『アムロ行きます!』だろ」みたいな意見も見た。ただこの意見は個人的には浅薄に過ぎる。なぜならここではダイトウはガンダムを操縦するんでなくてガンダムになるんですね。まるでフェードインかパイルフォーメーションかのように。メカゴジラに関しては乗り込んで操縦しているけれどガンダムは操縦するんじゃなくて成るんです!だからここでアムロの出番はなし。あれが最高にして当然のセリフでしょう(実際はもともとウルトラマンだったのが版権上の都合でガンダムになったそうなのでその意味でも乗るんじゃなくて成るんです)!

 

ゲームウォーズ(上) (SB文庫)

ゲームウォーズ(上) (SB文庫)

 
ゲームウォーズ(下) (SB文庫)

ゲームウォーズ(下) (SB文庫)

 

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

 MCU超問題作。これは実質「サノス」ですね。ついにサノスの魔の手が地球に。次々とインフィニティストーンを奪っていく。ヒーローたちもトニー、ソー、キャプテン・アメリカガーディアンズ・オブ・ギャラクシーなど集合離散を繰り返して対抗する。しかしついにサノスはすべてのインフィニティストーンを手に入れ目的を果たす……

 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズの監督ジェームズ・ガンの過去のツイッターでの発言が問題となりシリーズを降ろされる(ディズニーから契約を切られる実質解雇*1)など現実でも揉めているMCUだが映画の方はそれどころじゃなかった!劇中サノスの指パッチン一つで宇宙の人口の半分が消滅。ヒーローたちも次々と消えていくのだった。劇中ベネさん演じるドクター・ストレンジがすべてを諦めたような、でも何か解決の糸口を見つけたかのようにサノスにアガモットの目を引き渡すけれど、そのストレンジも消えちゃったので今後の展開が全く読めません。

 ラストはキャプテン・マーベルへの含みを残し終了。明日観る予定ですが「アントマン&ワスプ」はこの「インフィニティ・ウォー」の少し前、というかなんで今回アントマンは参戦してないの?ってことを描く話らしいのでこの続きが見れるのはしばらく先(全く言及ゼロでもないだろうけど)。

5月

レザーフェイス悪魔のいけにえ

 ホラー映画の金字塔「悪魔のいけにえ」最新作。とはいえエピソードゼロというか前日譚の60年台が舞台。一応この作品と「飛びだす 悪魔のいけにえ」でオリジナルを挟む形をとるため、納得しない人も多そう。世界観的にはもちろん「悪魔のいけにえ」のシリーズなのだけど、ジャンル的にはこれまでの「悪魔のいけにえ」シリーズとは異なるニューシネマ風味。そして誰が後のレザーフェイスなのか?というフーダニッドものでもある。なので一ホラー映画として見ても評価は別れるところ。相変わらず色々矛盾は多いです。

 でもいいんです。「悪魔のいけにえ」の最新作が作られる!観る!オリジナルを越えられないのは分かっていて文句も言う。でも嫌いじゃない。そういうこと。

 ちなみにこの映画を観た後で元℃-ute鈴木愛理さんのデビュー・アルバムリリースイベントに参加。これまで色々見てきたけれどやっぱりちょっと他のアイドルとはレベルが違うな、って思ったりしました。

 前作及びシリーズの感想

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レザーフェイス‐悪魔のいけにえ [Blu-ray]

レザーフェイス‐悪魔のいけにえ [Blu-ray]

 

 

GODZILLA 決戦機動増殖都市

 アニメのゴジラ第2弾。モスラの小美人を思わせる人たちやメカゴジラという名前が出てきたりするけど、結局他の怪獣は出てこずゴジラ圧勝のパターンでした。次こそは別の怪獣出てきてくれよ。

 劇中で脳筋星人(ブラックホール第3惑星人モデルの人たち)が「進化と退化」を間違って使ってて、結果行動があれなんで(脳筋だからね)人間(宇宙人含む)科学が進歩しても根本的には変わらないんだなあ、と思ったりしました。続編にして最終作は11月公開。ちなみにハリウッド、レジェンダリー版ゴジラの第2弾「GODZILLA KING OF THE MONSTERS」の予告編最高だからみんな観て! 

 ・ランペイジ 巨獣大乱闘

 最後も怪獣でロック様。元はゲームらしいのだが、とにかく痛快な映画でした。基本家族向けといっていいのだが、時折露骨なシモネタが入って家族を気まずくさせる部分あり。出てくる怪獣はそれぞれキング・コングアンギラス、バランあたりを彷彿とさせます。単に既存の生物を巨大化させただけの「巨大生物」ではなく、それぞれ巨大化の過程でアレンジが加わってちゃんと「怪獣」になってるのもの良いです。その怪獣としての描かれ方やデザインも「パシフィック・リム」より自分好みでした。ラスト近くの悪の姉弟の死に様とかあっさりしてていいね!

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  ロック様で始まりロック様で終わる春でした。ちなみにロック様ついにカメハメハ大王の伝記映画の企画が始動したようです。カメハメハ大王は「キン肉マン」において名前はプリンス・カメハメ、あの有名な像はジェシー・メイビアの外見として使われているわけですがジェシー・メイビアのもう一人のモデルはガチンコ最強も名高い”ハイチーフ”ピーター・メイビア。この「ハイチーフ(上級酋長)」はアントニオ猪木の「燃える闘魂」だったりハルク・ホーガンの「リアル・アメリカン」だったりと同様のリング上のキャッチフレーズですがギミックではなく、本当のサモアのハイチーフの称号を持っている人物だったりします。そしてこのピーター・メイビアの娘と結婚したのが美しいドロップキックで有名な黒人レスラーロッキー・ジョンソン。この二人の子供がドウェイン・ジョンソンです。ドゥエインは長じて父の名と祖父の姓を合わせた「ロッキー・メイビア」のリングネームでレスラーデビューするのですが、これが紆余曲折を経て「ザ・ロック=ロック様」へと昇華するのです。つまり何が言いたいかというと、ロック様がカメハメハ大王を演じるのはある意味当然というか運命のめぐり合わせ!楽しみに待ちましょう。

 というわけで次位は6,7,8月!

*1:個人的には解雇やむなしかな、と思うしGotGは独立性が強かったのでガン監督によるシリーズ継続を望む人たちの思いも分かるけど一応アベンジャーズに合流したし次は違う人の監督するGotGも見たいなという感じ。ただ続編は絶賛製作が暗礁に乗り上げ中