孤児達の審判 逆転検事2

　NintendoDS用のゲーム「逆転検事2」を購入、クリアした。

逆転検事2(通常版)

　これはご存知カプコンのアドベンチャーゲーム「逆転裁判」シリーズの外伝。本編の主人公成歩堂 龍一（ナルホドくん）のライバルにて親友御剣 怜侍（ミツルギ レイジ）を主人公としたもの。裁判パートはなく捜査パートでそのまま尋問もやる。前作の感想はこちら

小覇王の徒然なるままにぶれぶれ！: 逆転検事

　全５話が密接に絡んでいるのも本作の特徴。バラバラな話というより大きな一つの話をプレイしている印象。ゲーム自体の難易度としては前作のときもそうだけど、天才検事御剣が主人公になってるせいか、低め。また、各パートが細かく分かれていて（前半が3つ、後半が3つとか）そのたびにライフゲージ（間違ってもOKな量）がチャラになるので全体的に難しい印象はない。その分シナリオで魅せてくれる。
　18年前の事件、12年前の事件、そして現在の事件、が絡み合う。そしてこれは孤児の物語である。主要人物の大半が犯罪によって孤児となっている。だから、いつのものように最後の最後で正体を現してもスカッとはしない（ああ、ネタバレしないようにゲームを語るのって難しいね）。主人公御剣も孤児だし、相棒の一条 美雲も孤児。そして、今まさに孤児とならんとする人物を救う話だ。
　登場人物は相変わらず個性の強すぎる人物ばかりで、特に一柳 弓彦はそのバカっぷりから、こいつは絶対悪い奴じゃないな（バカだけど）、と思わせる人物。後は虎狼死家 左々右エ門（ころしや　さざえもん）と鳳院坊 了賢（ほういんぼう　りょうけん）の二人の殺し屋はちょっと従来の倫理観からは外れた人物で（さざえもんは過去に登場済み）面白い。
　荷星 三郎が出てくるので「絶対、王 帝君と見間違えられる、というトリックあるだろう」と思ったのだがなかったのは残念。イトノコ刑事は今回あまりミスを犯さず、非常に役立ってくれます。最後は報われて良かったね。　

　この外伝、なぜかかたくなに本編の主人公である成歩堂 龍一について言及しても（不自然なくらい）名前を出さないのだけれども例によって見つけましたよ。ナルホドくんご一行。　

　特別なヒトいるよ！ナルホドくんと真宵ちゃんだよ！とはいえミクモくんはこの二人知らないのか。後、サイバンチョについても言及あるよ！

逆転検事2(コレクターズ・パッケージ)

　ちなみに本家ナルホドくんのほうはNintendo3DSで「レイトン教授VS逆転裁判」が出るようです。3DSかー。3DSで通常のDSソフトはプレイできるみたいだけど逆はダメなのかなあ。「レイトン教授」のシリーズは一度プレイしたけど途中でやめちゃったんだよなあ。「メタルギア・ソリッド３」のリメイクも出るんだよねえ。
　3DSは店頭体験してみたけど確かに凄い！でも長時間プレイすると精神的、肉体的な疲労が半端ない気がします。
　
　最近不調（体調、精神的共に）が続いていてあんまりまともな文を書けていなかったり（いつものこと？）しますがお許しください！