The Spirit in the Bottle

旧「小覇王の徒然はてな別館」です。movie,comics & more…!!!

大きいことはいいことだ?9月、10月に観た映画

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巨人を殺すべく奮起するバーバラさん。

    そういうわけで2018年ももう終わりを感じるこの頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。全然映画感想を書けてませんが、週一ぐらいのペースで観てはいるわけで、そのリストです。

 と、その前に!

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 こちらの記事に「ジオストーム」観たのに書くの忘れましたよ。まあ忘れたということはそのくらい観て印象の薄い作品だったということなのですが。記憶を振り絞ると天災が多発する近未来。宇宙ステーションから気候を操作して何とか保ってきたけれど、その宇宙ステーションがおかしなことになって地球にありとあらゆる天災が振りかかる!と言う話ですね。監督がディーン・デヴリンローランド・エメリッヒ監督との超大作映画製作などで知られているけれど、本作が監督デビュー作の模様。とはいえいつものデヴリンだな、という印象。主演のジェラルド・バトラーはじめ良さそうな人は良い人だし、怪しそうな人は裏切るし、悪そうな人は悪い、というキャストから物語が予測できる作品でありました。以上!

 では9月と10月に観た映画を。

8月

  • マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー

9月

 

10月

8月

  • マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー

 公開は8月だけど観たのは10月入ってから。前作から10年経過でメリル・ストリープは死んでしまっている!眉毛のリリー2号ことリリー・ジェームズが若い頃のメリル・ストリープに扮し、アマンダ・サイフリッドの父親候補3人との出会いを描く。出演者で前作の後売れた人はたくさんいるが、1番はドミニク・クーパーだろうか。前作は後から出てたんだ?!って気づく感じだったが、今回は最初からしっかり存在感出してます。ミュージカルとしては前作よりABBAの曲が馴染んでいたような気もします。メリル・ストリープはスケジュールの都合がつかなかったのかと思いきや!

ピアース・ブロスナンの相変わらず上手いのか下手なのかよく分からないけど、ただ迫力はありとにかく楽しそうなことが伝わってくる歌は好きです。

9月

 ジェイソン・ステイサム主演のサメ映画。海底深く、さらにその奥の人類未踏の深海へ乗り込むも古代の巨大鮫メガロドンを地上に引き連れて来てしまってさあ大変!という作品。肉体派アクション俳優ステイサムと巨大CGモンスターってあんまり相性良くない印象が合ったのだけど、まあ当たらずとも遠からず。序盤や海上でメグちゃん(ちょっと小さい)と戦う時はわりと大作映画の雰囲気をまとっていたのに、後半に芋洗い状態のピーチが舞台になった途端B級映画っぽくなったのは愉快でしたね。中国人のお父さん博士がとてもわかりやすい英語で教訓めいたことを言うのが50年代のSi-Fi映画ッて感じで良かった。

 

  • 累-かさね-

 今年の邦画では1位。土屋太鳳と芳根京子の演技合戦もクライマックスの劇中舞台「サロメ」も良かったです。

映画『累-かさね-』オリジナル・サウンドトラック

映画『累-かさね-』オリジナル・サウンドトラック

 


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  「響」とともに一つの感想記事にまとめています。

 

 人気シリーズ「プレデター」最新作。一応全部つながっていて、「エイリアンVSプレデター」シリーズも「エイリアン」としてのシリーズとしては無かったことにしたい気持ちもあるけれど、「プレデター」シリーズとしては全然あり。本作ではもう最初から政府や軍はプレデターさんたちの存在を知っている状態です。プレデターと人間とが四つ巴ぐらいに成るのだけれど実はあんまりプレデターさんたちの魅力は薄くて人間の特に軍で問題を起こした犯罪者たちのチームが魅力的だったりします。プレデターさんはああ見えて頭の良いとこが魅力なのだけど新人の3mさんは筋肉バカであんまりプレデターの魅力は出せてなかったよなあ、と。

  • 響-HIBIKI-

 欅坂46センター平手友梨奈主演の文芸アクション(違)。演技力というよりも役者とキャラが一体となった感じでは最高でした。優れた作家は文章で説明するよりもまず指を折る!

小説 響 HIBIKI (小学館文庫)

小説 響 HIBIKI (小学館文庫)

 

 

死霊館」シリーズ最新作。メインの物語ではなく外伝としての第3弾。とはいえ今回はアナベル人形は(一応)出てきません。「エンフィールド事件」の前日譚。悪魔ヴァラクがイギリスくんだりまで来た経緯を明かす。1952年の東欧の修道院を舞台としているので雰囲気はこれまでと大分異なる。最初は「薔薇の名前」を彷彿とさせるベテラン神父と新人シスターのコンビが謎を解く、と言う感じなのだがすぐに別の流れへ。面白かったけど「死霊館」や「アナベル」までの雰囲気とはかなり異なるのでシリーズのファンでも評価は割れそう。 

 

 ロック様がダイ・ハードしながらタワーリング・インフェルノする映画。東洋人金持ちといえばこの人「ダークナイト」のラウ社長ことチン・ハンも出ています。ネーヴ・キャンベル久々に見た。

スカイスクレイパー

スカイスクレイパー

 

 

音を聞きつけて襲い来るナゾのエイリアンから逃れてほそぼそと暮らす家族を描いたSFホラー。突っ込みどころは多いし、エイリアンの姿形も魅力薄いし、オチは「マーズ・アタック!」だしと評判の割に個人的にはそこそこ。まあ緊迫した雰囲気でつまらなくはなかったです。ただ設定を理解できていない批評が多かった気がするなあ(といって自分もパンフも買わず、特に調べてないので「どこまで理解してるか分かってないけど)。主演がエミリー・ブラントで最後の最後で一瞬映画の雰囲気が一変するのだが、個人的にはその雰囲気で映画を作ってもらいたかったなあ。

 

10月

 デンゼル・ワシントン主演の「死の天使映画」第2弾。世間的には「一般人だと思ってなめてたら凄腕だった」映画なんていう風に言われてるジャンルですね。今回はホームセンターの店員からタクシー運転手に鞍替え。常連のおじいさんや同じアパートの黒人青年と親交を温めたりする中、かつての上司が殺され、その犯人を探っていく。」前回はどちらかと言うと近寄る敵を片っ端から退治して行ったら最終的に組織も壊滅できました、ッて感じだったのだが(記憶曖昧)今回は積極的に攻撃していくスタイル。クライマックスの海沿いの町で大嵐の中での戦闘は見たことあるようで無いシチュエーションだったが、なんだかまたゲームっぽいなあとも思ってしまった。

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前作の記事。

 

怪物はささやく」の少女版といった感じだがそれ以外にもなぜか「ナポレオン・ダイナマイト」を連想したりしたのだった。イギリスから転校してきたというだけでポッシュ・スパイスってあだ名が付けられたり、字幕で「雷神ソー」と「雷神トール」が両方出てきた気がしてちょっと気になった。読売巨人軍は倒さねばならぬ! 

バーバラと心の巨人

バーバラと心の巨人

 
I KILL GIANTS (IKKI COMIX)

I KILL GIANTS (IKKI COMIX)

 

 一応アメコミ原作映画。

 

 ハリウッド近郊で自堕落に暮らす青年がある日であった女性に惹かれるがその人は次の日には転居していた。いなくなった部屋に描かれたマークなどを元に彼女を探すが、徐々に町の闇に触れていく・・・「イット・フォローズ」の監督の最新作。「LA LA LAND」と「ツインピークス」を合体させたような・・・という言い方もされますね。「イット・フォローズ」は面白かったけれどホラーとしての描写が理詰めで、そこが新鮮だったんだろうけど逆に理詰めなだけに些細な矛盾が気になってそこまで傑作とは思わなかった。それに比べると本作は別にホラーじゃないんだけど徹頭徹尾不条理で、矛盾だらけだけどその辺特に触れないよ、ッて感じで逆に良かったです。というかですね。この映画途中からほぼ主人公の妄想なんじゃないか。と思いますね。映像ミス(右手で物を持ってたのにカットが変わったら左手に変わってた的な)も幾つか見つけた気がしたけど、この場合ミスなのか、主人公の妄想を証明する狙ったものなのかよくわからないです。犬殺しとかふくろう女とか解明されない部分もたくさんあるし。スカンク攻撃の後あたりから全て怪しい。

 とはいえ個人的に子供の頃読んだわりといかがわしいオカルト本や陰謀論本などを思い浮かばせて懐かしさえあった作品でした。

 

ピッチ・パーフェクト」最新作にしてラスト。もう大学は卒業してそれぞれの道を歩むも上手くいかず後輩の活躍に逆に落ち込み、一念発起、軍の慰問ツアーに参加するベッカたちバーデン・ベラーズの面々。今度の相手はラッパーやメタルバンドという異種格闘技戦だ!

1作目は学内予選、2作目は世界大会と舞台が広がったので3作目は異種格闘技戦というまさに正しい3作目。2作目までていた男レギュラーが一切出てこないのも潔い。唐突なアクションも全然ありな有終の美(とはいえ多分何らかの形で作られそうな予感も)。アナ・ケンドリックなどこれまでのベラーズの面々に加え制作で前作の監督でもあるエリザベス・バンクスも引き続き出演。新キャラにルビー・ローズも出てるけどやっぱりこのシリーズの一番の魅力はレベル・ウィルソンですな。本作でも悪乗り大活躍!

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 というわけで9月と10月に観た映画一覧でした。

11月は「ボヘミアン・ラプソディ」ばかり観ています。


『ボヘミアン・ラプソディ』予告編 (2018年)