The Spirit in the Bottle

旧「小覇王の徒然はてな別館」です。movie,comics & more…!!!

僕らのスターウォーズ


 NHK BShiで「スターウォーズ」を時系列に沿って放映する、という企画をやっているみたい。僕はBSは見れないけど。

映画「スター・ウォーズ」一挙放送

 僕はどちらかというと「スターウォーズ」より「スタートレック」の方のファンであるが、もちろん「スターウォーズ」も大好きである。とはいえ年代的に劇場で旧三部作のほうはリアルタイムでは見れていない(後にEP1公開前に特別編は全部劇場で観た)。
 僕らの世代なんかだと意識した頃には既に様々なSF映画があふれてた頃なので、影響はそれほど多くないと思う。ただその時点で青年以上だった人たちには多大な影響を与えたようでジェームズ・キャメロンは当時長距離トラックの運転手だったが衝撃のあまり「こんな仕事やってる場合じゃねえ」とロジャー・コーマンのところに駆け込んだ。そのほか様々な人が影響を受けて「俺のスターウォーズ」を造るべく日夜研鑚を続けている。
 残念ながら「俺のスターウォーズ」にはあまりできの良いのが多くなくリュック・ベッソンの「フィフィス・エレメント」など中学生感覚丸出しのものが多い。おそらくある程度成功した監督が他人の意見を寄せ付けない状態で子供の頃の妄想を映画化してしまうからだろう
 最近だとM・ナイト・シャマランの「エアベンダー」が「俺のスターウォーズ」らしいのだけど評判は散々らしい。

参考
超駄作!実写版映画『エアベンダー』がアメリカで評判最悪です : ギズモード・ジャパン

 そして今度は日本でもダメな臭いがぷんぷんする「俺のスターウォーズ」「SPACE BATLLESHIPヤマト」が冬に公開されるぜ!なんで普通に「宇宙戦艦ヤマト」じゃダメなんだろう。なんかこういうところから基本的にバカにされてる気がするのだが・・・
 

 さて「スターウォーズ」はまず最後のエピソード4,5,6が公開されて後に最初の話であるエピソード1,2,3が公開されている。だからこそ今回みたいに時系列順に観賞、といった企画が成立するのだが、当時はさらに後ろにエピソード7,8,9が控えている、という話だった。これが公式かどうかは不明だが僕が聞いた話では最初の3部作はジェダイの没落とアナキン・スカイウォーカーの堕落」を描き、中盤の3部作はルーク・スカイウォーカーによるジェダイの復活」を描き後半3部作では「(レイアとハン・ソロの子供の)アナキン・ソロの冒険」を描くという物だった。
 9部作だと「スカイウォーカー一族の物語」だったのが6部作だとアナキン・スカイウォーカー一代記」になっちゃって(ただでさえ薄い)ルークの陰が薄くなるのがちょっと残念。新三部作で散々言われてた「フォースにバランスをもたらすもの」というのが実はアナキンではなくルークのことだったんだからやっぱり主人公はルーク!
 エピソード2が終わった後は既に歴史を知ってるのでエピソード3は確認作業的な意味合いが強かったのだがラストにモフ・ターキンが出てきたりそれなりに興奮させられた。
 ちなみに僕の好きなスター・ウォーズキャラは

  1. アクバー提督
  2. ボバ・フェット
  3. キット・フィストー

 物語の脇役に入れ込む奴は自分の人生に置いても脇役人生を歩むのさ(自嘲気味)。ってかボバ・フェットは普通だけど他の二人はどっちも半魚人じゃん*1くとぅるふ・ふたぐん! 
 最後にエピソード2公開時に詳しくない友達に説明する時に用いた例え話を一つ。

幼稚園から大学まで一貫教育の伝統名門校、そこの野球部に途中編入してきたアナキンは見事な才能を発揮してレギュラーになるもクラスのマドンナで生徒会役員のパドメと恋に落ちる。しかし野球部は男女交際禁止なのだった。憤るアナキン。
「俺が一番実力があるのに二軍の奴が足をひっぱるんだ!」
 ある日、母親が危篤との知らせを受けるがその日が練習試合にあたり帰らせてもらえない。結局母親は死んでしまった。
「オビ=ワン先輩が俺の才能に嫉妬している!だからいつも邪魔をするんだ!俺が一番野球が上手いのに!」
 パドメが止めるのも聞かず野球部に不満を募らせるアナキン。そんなアナキンを怪しく見守るのは校長のパルパティーンだった・・・

 当時はこの例えが分かりやすいと思ってたのだがどうだろう?というかこの「俺のスターウォーズ」が一番ダメですかね。

*1:僕は半魚人大好きです