The Spirit in the Bottle

旧「小覇王の徒然はてな別館」です。movie,comics & more…!!!

アベンジャーズ・アッセンブル!

 今年はいつに無くアメコミがたくさん発売されて嬉しい悲鳴。これはやっぱり映画「アイアンマン2」のおかげだろうね。2008年の「ハルク」「アイアンマン」「ダークナイト」とアメコミ映画が(アメリカで)ヒットを飛ばしたのに関連書籍がほとんど発売されなかった状況に比べるとよくなったものです。
 今回買ったのは、「ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト」と「ヘルボーイ百鬼夜行」の2冊。

ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト

ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト

  • 作者: ブライアンマイケルベンディス,ャスダ・シゲル
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2010/05/29
  • メディア: 大型本
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 アメコミ世界には「X−MEN」「ファンタスティック・フォー」(マーベル)、「ティーン・タイタンズ」(DC)のようなスーパーヒーローチームは多数あるが普段は個人で活動している単独ヒーローがチームも組むという夢のようなチームが存在する。DCの場合は「ジャスティスリーグイン・アメリカ」でバットマン、スーパーマンワンダーウーマンなどがチームを組む*1。そしてマーベルの場合が「アベンジャーズ」だ。メンバーはアイアンマン、ソー、アントマン、ハルクなど。そして伝説の英雄キャプテン・アメリカを加えメンバーチェンジを繰り返しながら活躍してきた。そんな偉大なチームの最新邦訳。
 物語としてはメンバーだったスカーレット・ウィッチ(マグニートーの娘です)がミュータント能力を暴走させてチームを崩壊に導いてから半年後、ニューヨークにあるスーパーヴィラン専用の極秘刑務所が何者かにテロられヴィランが大量脱走。こりゃ大変だ。アベンジャーズをもう一回作るしかねーぜ!という展開。キャプテン・アメリカが中心となってヒーローをスカウトして回る。ではその面々を見てみよう!
 

キャプテン・アメリカ

 本名スティーブ・ロジャース。マーベルユニバースでもっとも尊敬されるヒーロー。ナチスに対抗するための超人兵士。実際にアメリカが戦争する前からナチスと戦ってた*2。戦争中に北極で氷付け仮死状態になってしまったがアベンジャーズによって復活、チームの支柱となる。戦後赤狩りに邁進してたのは偽者(という後付設定)。復活してからはむしろアメリカ政府とは距離を置いている。
 今回は新チーム結成のために事件に関わったヒーローをスカウトして回る。正体は広く知られているようだ。日米問わず「キャプテン・某」というヒーローは数多くいるが単にキャプテン、キャップという場合彼を指すことが多い。映画化が待ち遠しい。
 

アイアンマン

 本名トニー・スターク。髭の大社長。アベンジャーズのスポンサー。キャプテン・アメリカとは因縁浅からぬ仲*3。新アベンジャーズ結成にはそんなに乗り気じゃないがやるからには面倒見るぜ!今回登場する新スーツは脱いでても声で自立する優れもの。今回この本を我々が読むことが出来るのはひとえに彼のおかげだ。早く「アイアンマン2」観たい!
 

スパイダーマン

 本名ピーター・パーカー。日本での知名度はおそらく一番高い。以前に読んだのではカメラマン兼大学院生だと思ったが今回は母校の高校で臨時教師をしている。奥さんのMJとは一時別居状態だったが現在はなんとか同居。あれ、離婚したんじゃなかったっけ?この後の出来事?
 映画版の設定にあわせてクモ糸を手首から出せるように進化した。タイツがお手製なので冬は寒い。独り言が多いのはおそらくちっちゃい頃友達がいなかったせい。
 

スパイダー・ウーマン

 本名ジェシカ・ドリュー。スパイディの許可はもらってるらしいが、スパイディとは全然関係ないらしい。シールドの雇われエージェントをしている。途中裸のシーンがあるが、髪の毛や拘束具が邪魔してよく見えません。
 

ルーク・ケイジ

 本名一緒。ファルコン、ブラック・パンサー、ブレイドなどと並ぶ黒人ヒーロー。鋼鉄の肉体と無双の怪力の持ち主だってさ。ニコラス・ケイジの芸名の元ネタになった人。
 

ウルヴァリン

 本名ローガン。ご存知、X−マン。自身の記憶は曖昧だがキャップとの付き合いは長い。なんかお約束どおり、サヴェッジ・ランドでサヴェッジな魅力を振りまいてるぜ。ヴィラン殺しも辞さないウルヴィーにたいしてキャップはあんまりいい印象を持っていない模様。
 

デアデビル

 本名マット・マードック。今回は参加しないが一応事件に遭遇した人。うっかりピーターの正体をゲロしそうになる。あんた弁護士だろ、守秘義務を守れよ。
 

ジャービス

 アイアンマンの執事。映画ではコンピューターになってたがオリジナルでは人間だったんだね。・・・というか貴方、まんまアルフレッドではないですか!そりゃ映画版では設定が変わるはずです。
 

セントリー

 Sの字。よく分からない。巻末のカバー集では中心にいるのでこのシリーズの中心人物となる新ヒーローと思われる。
 
 その他、ヴィランが多数登場する。ジグソウやカーネイジなどが登場。重要そうなのはエレクトロ。初期「スパイダーマン」から活躍する電気人間。ゴロゴロの実の能力者。何者かに依頼されて脱獄の陽動をさせられる。

「コスチュームを着ても構わんよな?」
「判断は君に任せるよ」
「着るとも」

 という会話がある。最近のアメコミはヒーローやヴィランのコスチュームについて楽屋的というかメタ的というか自虐的というかネタにすることが多い気がするなあ。個人的にヒーローのコスチュームについては思うところがあって日米のヒーローを比較したりしながらいずれなんらか書きたいと思うのだが・・・
 後はサウロンだ。あいつ存在だけは以前から知ってたけどまさかそんな大物だったとは。翼竜人間だよ、だって。
 
 ところで書店でこれを見つけたとき小学生くらいの子供がスパイダーマンが出てるからといって親にねだっていたのだが親は値段を見て一蹴。子供が泣き出すという場面に遭遇した。その泣いている子供の前でこれ見よがしに手にとって去る僕。悔しいか小僧。人は誰でもそういう道を通るんだよ。ビックリマンチョコをどれにするか真剣に悩んでいる*4脇で箱買いして行く大人を恨めしく見たりとかな。大体こっちだって金が足りない中やりくりしてんだよ!
  

ヘルボーイ:百鬼夜行 (JIVE AMERICAN COMICSシリーズ)

ヘルボーイ:百鬼夜行 (JIVE AMERICAN COMICSシリーズ)

 というわけで二冊目は「ヘルボーイ」。とはいえまだこちらは読んでいない。作画がマイク・ミニョーラではなくなっているが他のアメコミと違ってあくまでミニョーラの絵柄にあわせなきゃならないので大変そう。巻末のモンスターデザインはいつものことながら惚れ惚れするなあ。
 
ONE PIECE 58 (ジャンプコミックス)

ONE PIECE 58 (ジャンプコミックス)

 そんでもって「ワンピース」の最新58巻。白ひげVS海軍も盛り上がる。白ひげの「グラグラの実」ってロギア(自然)じゃなくてパラミシア(超人)系だったんだ。そういや白ひげ自身が地震になるわけじゃないもんな。
 後、ジュエリー・ボニーが泣いているシーンがあったが実はボニーこそ白ひげの実の娘と夢想。次巻で白ひげ海賊団VS海軍本部は終わりか。まあ、連載の方は少し小休止に入っているしな。
 
日本映画空振り大三振 ~くたばれ!ROOKIES (映画秘宝COLLECTION 41)

日本映画空振り大三振 ~くたばれ!ROOKIES (映画秘宝COLLECTION 41)

 さらに漫画じゃないけどこれ、「日本映画空振り大三振 ~くたばれ!ROOKIES 」。僕は邦画はほとんど劇場では見ないんだけど(年に1本観ればいい方)、これを読むとそれは人生を無駄にしないという意味で正解だと思う。 
 
 
 そして金の使いすぎで麻痺したのか帰りのコンビニで思わず買ってしまったのがこれ。

復活!川島和津実Perfect BOX (パーフェクト ボックス)

 もう10年経つのか・・・

 AVENGERS ASSEMBLE!
アベンジャーズアセンブル

アベンジャーズ、集合せよ!)

 アベンジャーズ自体の映画化もあるでよ。

*1:そもそも当時DCでJLAがヒットしてるを見たマーベルの社長がスタン・リーに「うちもチーム物を作れ」と厳命し誕生したのが「FF」だとスタン・リーが前にテレビ番組中で言ってた

*2:キャプテン・アメリカのデビューは1941年の3月、いきなりヒトラーを殴りつけているキャップが表紙だった。アメリカがドイツと戦争状態になったのは同年の12月。同盟の日本が真珠湾攻撃をしたためドイツもアメリカに宣戦布告した

*3:主演誌をキャップに乗っ取られたことがある

*4:当時は箱の右から何番目にヘッドシールが入っているとかの類の都市伝説がたくさんあった