The Spirit in the Bottle

旧「小覇王の徒然はてな別館」です。movie,comics & more…!!!

ゴースト・プロトコルをスパイ大作戦!


 今となってはトム・クルーズの代表的なシリーズとなっている「ミッション:インポッシブル」シリーズ。一作目の時はTVシリーズ「スパイ大作戦」の主役ジム・フェルプス(TVで演じていたのは物体Xの弟で昨年亡くなったピーター・グレイブス、映画ではアンジー姐さんの父親ジョン・ヴォイト)が裏切り者である、という物語だったためTVシリーズのファンからは強い批判を受けたりした。その後シリーズは完全にトム・クルーズ演じるイーサン・ハントの物となり一作ごとに監督を変え、作品のカラーも変えながら新作「ゴースト・プロトコル」で4作目となる。前作「M:I:Ⅲ」は前半のミッションであるバチカン潜入の描写が一番TVシリーズぽく評価が高かった。新作は監督こそブラッド・バード(実写映画初監督作品!)だが製作やストーリーに前作の監督J・J・エイブラムスが関わっており前作とのつながりが深いと思われる。
 
 で、先日その新作「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」の新しいバージョンの予告編を観たのですよ。それで、もしかしたら今回はすごいどんでん返しが待っているかも知れない、とふと思ったのでしたためてみたわけです。なので思いっきり外れている可能性もあります。外れた場合はご愛嬌。それでももし当たっていたら凄い!と思っていただけたら幸いです。

 で、多分先日見たものと同じものと思われる予告編がこちら。

 いくつか気になった点。

  1. 1:00〜4人を除いてIMFが全滅した、と言っている
  2. 1:19〜落下しながら銃を撃つ男(トム?)
  3. 1:36〜新キャラであるブラントの格闘シーン
  4. 1:42〜ブラントが「この作戦は始まる前に終わっている」対峙するイーサンとブラント。「お前は誰だ」「誰でも秘密を抱えている」
  5. 1:55〜そして空中から落下してぎりぎりで停止するブラント

 
1)これまでトム・クルーズ以外にシリーズ皆勤賞のキャラはヴィング・レイムズ演じるルーサー。シリーズを通してイーサンの相棒として活躍してきた。しかし今回のチームからは抜けている。予告編にはまったく登場していないので単に出演していないのかと思いきやどうやら出演はしているようなのである。これはどういうわけか?4人を除いて絶滅したということは物語冒頭で姿を消すのか?
2)今回のイーサン・ハントは2作目ほど長髪でもないけれど1作目ほど短くもない髪形。でも【1:00〜】ではトムと思わしき人物が落下しながら銃を撃っているが髪型はほかのシーンのトムに比べかなり短いように思える。
3)今回の重要なキャラと思われるジェレミー・レナー演じるブラントだが過去にトム以外であんな見せ場を作った者はいなかったように思う。
4)そのブラントが意味深な台詞を言う。そして内部のスパイか裏切り者かのようにイーサンと対峙する。
5)この空中から紐でつるされ地面ぎりぎりのところで停止しながら作業、というシーンは1作目のトム・クルーズを思わせる。あのシーンは作品のキービジュアルともなった。
 
 さて、これらを踏まえて大胆予想。もしかしたら本当に的中している可能性もあるのでここから先読まれる方は気をつけてください!
 
 
 
ではいいですね。  

予想

 今回、映画の大部分を通して出演しているトム・クルーズは実はイーサン・ハントではない。何者かがイーサン・ハントに変装して彼に成りすましている。そしてほかのメンバー(サイモン・ペッグポーラ・パットンの二人)はその事実を知らない。イーサンに成りすました男は(観客をもだまして)物語を進めていく。途中ミッションに危機が訪れることもあるがそれも織り込み済みである。
 そして、本当のイーサン・ハントはジェレミー・レナー演じるブラントである。彼こそが真のイーサン(スパイとしての彼の属性はそもそも変装の達人である)であり、自分の姿と名前を騙っている偽イーサンチームに一員として潜入、スパイしている。そのためブラントにはイーサンを思わせるアクションが用意されている。
 ヴィング・レイムズ演じるルーサーはだからこそ今回のメンバーには入っておらず、陰でブラント(真イーサン)をサポートしている。
 ラストは互いにマスクを脱ぎ本当の顔を見せ合う偽イーサンと真イーサン。今まで主人公と思っていた人物が実は敵だった!

 どうでしょう。僕がこんな結末を思いついたのも完全に僕のオリジナルではなくて(だったら自分の発想として凄いと思うのだが)すでにそういう作品があるから。それが「ルパン三世」第2シーズンの最終回「さらば愛しきルパンよ」で、宮崎駿監督作。「天空の城ラピュタ」のロボットが先んじて登場することで有名。最後の最後でルパン一味が偽者で銭形警部がルパンだったことが判明し、もしかしたらこのエピソードのみならず第2シーズン通して登場するルパン一味は偽者だったのか?という風にも取れる問題作。これが念頭にあったので「ゴースト・プロトコル」の予告編を見た時上記のような予想を立てたのだった。
 でも観客を巻き込んでの壮大なだましあいという意味ではこれほど「スパイ大作戦」にふさわしいトリックもないように思える。

ルパン三世 second-TV.BD-(26)(Blu-ray Disc)

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 さて、皆さんはどう思っただろうか。
信じるか信じないかは貴方しだいです!