あえて言う、抑止力なんて疑似科学と一緒だ！
結局、沖縄在日米軍の普天間飛行場の移設は現行案の県内移設ということになったようだ。政府閣僚では一人気を吐いた福島瑞穂氏が罷免ということになった。
この件について民主党がダメだったのは言うまでもない。沖縄の人たちに期待させ、そのうえで裏切ったのだから。だけど自民党、オメーはダメだ！まるで沖縄の意見を無視した現行案を作ったのはオメーらじゃねーか。期待させるどころか最初から当然の犠牲みたいに思ってたくせに。オメーらにはそもそもどうこう言う資格はねえ！
社民党ははっきり言って近年はその存在意義に疑問を感じてたのだがここで意地を通して連立政権から離脱すればむしろ今後この件はプラスに働くだろう。
今回、非常に残念だったのは中央の政治家からほとんど「在日米軍そのものがいらない」という意見が出てこなかったことだ。
日本国憲法が60年以上経って古くなっただの現状と合わないだのといって否定しようとする輩が多いのに何故日米安保条約がもう古いとか、言う意見がでないのか。そもそも最初の頃は冷戦を視野に入れてのことだろう。もう冷戦も終わったってのに。
そして疑問なのがまるで免罪符、あるいは葵の印籠かのように言われる「抑止力」という奴である。簡単に言うと「アメリカ軍が日本に駐留しているから外国に日本が侵略されることはない」という奴だ。
そもそも抑止力って疑似科学と同類じゃないのか？再現性はないし実証は不可能。現在の状態が本当に在日米軍のおかげだとどう証明できるのか。
例えば一般に言われるのは中国と北朝鮮の脅威だろう。日本は中国と唐以来、宋を除く元、明、清の各王朝、そして現在の台湾である中華民国と戦争をしているがモンゴル王朝である元の元寇を除いて全て日本が侵攻したものである。中国は歴史的に陸伝いには膨張傾向があるが海を越えて領土拡張を図ったことはほとんどない。台湾だって17世紀に鄭成功が反清のための拠点としてオランダを追い出したのがきっかけで中国領として認知されたのであって中国全体の歴史から見ればつい最近のことでしかない。チベットだって清代には既に中国領だった。ただ当時は皇帝自体がチベット仏教の信者だったので特に問題が起きなかっただけだ。だから歴史的に見れば中国が軍事的に日本に攻めてくる、というのは杞憂といっていい。一部で騒いでるだけである。台湾に関してはそりゃ軍事衝突があるかもしれないがそれを越えて日本にやってくるとはまず考えられない。
北朝鮮に関してはこの国家がどうしようもない、いずれ滅ぶべき国家だとは思う。ただし滅ぼし方というのもあるわけで、何かあったら日本を攻撃してくる可能性はあると思う。ただし、あの国が攻撃してくる時はそれが核だろうと通常兵器だろうとトチ狂ってやけくそになる時だろうと思う。そのときに在日米軍がいるとかは考慮されないだろう。
一応全うな国家経営をしている中国や韓国、アメリカやロシアなどが仮に日本を攻撃しても経済的に不利益をこうむるだけではないのか。中国や韓国と日本は互いに経済的には重要な取引相手である。
こういうことを書くと中国や韓国のスパイ呼ばわりされるかもしれないが、例えばチベットやウィグルの問題にはきちんと文句を言っていい。ただしそのためにはこちらもきちんと身を正しておく必要がある。核武装を推進する政治家や人種差別発言を繰り返す政治家がいては相手のことを言えなくなるだろう。
さて、もし在日米軍が本当に日本を守る為に存在するのなら有事のためにも常に日本にいるべきである。ところが現状沖縄の基地はイラクやアフガニスタンへの派兵の為の中継基地と化している。日本が周辺諸国から攻められる（少なくとも正面から軍事侵攻を受ける）可能性は限りなく低いと思うがむしろ在日米軍を狙ったテロを受ける可能性はあるのではないか。その場合抑止力どころか在日米軍のせいになってしまわないか。
僕は別に裸になって丸腰であることを見せれば攻撃されないとか言う気はない。ただ防衛の為、相手に「そりゃ殴ったら殴り返すよ」程度の抑止であれば自衛隊で充分だと思う。でも、こういうのを見ると
憲法九条でしっかり縛っておくべきだとは思う。自衛隊はどう見ても違憲だけど必要悪でぎりぎり脱法って所かな。特に田母神みたいなのは自衛隊のトップにいたわけで自衛隊そのものの信頼性を損ねたわけで、なのに反省なしだしな。
いつも疑問に思うのはこう人たちって中国や北朝鮮の核武装や政策を非難してるくせに、自分達が唱える政策は実に北朝鮮に似てるんだよね。というか北朝鮮が戦前の日本に似てるのか。なんで、自分達だけは他国から批難の対象にならないと思えるんだろう。
僕は別にアメリカと仲たがいしろと言ってるわけではない。ただ、アメリカと同じように中国や韓国とも仲良くできるはずだ、と信じている。
沖縄が経済的に基地に依存している、という人もいる。
それは確かにある面では事実だが現在はかつて（復帰前に比べて）ほど基地経済は沖縄の多くを占めてはいない。それにそう思う人は自分のところに基地を誘致すればいい。それができないならそれはやはり沖縄に押し付けているんだよ。
そして 2年前、我々はドミニオンと同盟を結んだ。
彼らがアルファ宇宙域におけるカーデシアの勢力拡大を約束したからだ。
それと交換に、我々は連邦とその同盟軍との戦争に加わることを誓った。
カーデシア人は戦争を恐れはしない。その証拠に同盟を結んでからの 2年あまりで、
700万もの同胞兵士が戦場に命を散らし、同盟に寄与してきたのだ。
だがドミニオンがくれたものは、何もない。…領域が広がるどころか、我々の宇宙域内の力は弱まっている。
もっと悪いことに我々は故郷まで失ってしまったのだ。
今やカーデシアの領域で見かけるのはジェムハダーと…
ヴォルタと、ブリーンだけ。
…侵略するどころか侵略されてしまった。
我々の同盟軍は一発も発砲することなく、我々を征服したのだ。
だがもう好きにはさせん。
今朝カーデシアの第1・第3・第9部隊が、ロンダック3号星のドミニオン基地を攻撃した。
…この奇襲は、我が母星解放の布石となるだろう。
…真の圧制者はドミニオンなのだ。
…全領域にいるカーデシア人に告ぐ。
抵抗せよ。
今日抵抗せよ。
明日も抵抗せよ。
最後の、ドミニオン兵士が我々の土地から去るその日まで。
これは「スター・トレック ディープ・スペース・ナイン」第１７０話から。引用はこちらのサイトから台詞のみに編集した。戦争のために同盟軍を自分の領土に駐留されたら逆に占領状態になってしまったという状況。同じような目にならなきゃいいね。
沖縄にも、徳之島にもそして僕が住んでいる町にも米軍は要らない！
