ウォーズマンの試合にはずれなし!
新番組「天装戦隊ゴセイジャー」が始まった。今回は「ジュウレンジャー」路線のようだ。見習い天使という設定に「ドラクエ9」の影響を感じてしまうが・・・後小道具にカードを使うのは金儲けのにおいがぷんぷんするぜ!では本題。
「キン肉マン」の37巻をやっと入手。1月29日発売とのことだったがなかなか見つけられなくて、2月の29日の間違いじゃねえかと思ったり(2月は28日までだよ!バカ!)こりゃAmazonかなと考えてたらやっと売ってるところを見つけたので購入。
「2世」ではなくあくまで初代の22年ぶりの続編。入ってる話は「ウォーズマンビギンズ 仮面の告白!」、「キン肉マンVSテリーマン」、「キン肉マンの結婚式!!」「マッスル・リターンズ」の4篇。「ウォーズマンビギンズ」以外は既に読んだことのある話。
「ウォーズマンビギンズ」はウォーズマンがロビンマスクと出会うまでの話。
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ウォーズマン(本名ニコライ!)は自らを機械超人に改造したミハイルマンとナターシャ(超人か人間か不明)の間に生まれた。生まれながらのロボ超人であるニコライはいじめられずっとズタ袋を被ってすごしたが母親が死んだ10年後ソ連の秘密組織にスカウトされる。そこで今のコスチュームとウォーズマンの名を与えられる。
「狼の部屋」と呼ばれる施設では地獄の特訓が続いたがウォーズマンにとっては天国だった。そんなウォーズマンにひそかに目を付けている超人がいた・・・
あるときウォーズマンはソ連が自分のことを超人レスラーではなく対西側用の超人兵士(オメガレッドだね)として考えていたことを知る。脱走したウォーズマンは追っ手と戦っている最中、ある超人の助言を受け勝利する。その超人こそロビンマスク(バラクーダ)だった。
ゆでたまご作品によくある矛盾は「パロスペシャル」がウォーズマンのオリジナルホールドなのか、ロビンに教えられた技なのかということがあるが本作では本来ロビンの技だったがウォーズマンが超能力みたいなもので見つけ出し、それを見たロビンがウォーズマンをスカウトしたという形に。まあもともとパロスペシャルはジャッキー・パロという実在のレスラーの技ですけどね(本物は「2世」に出てくるケビンの使う「OLAP」参照)。
しかしウォーズマンはてっきりステカセキングとかミスターVTRみたいな超人との間の子だと思ってたよ。
ウォーズマンはロビンマスクの次に好きな超人でキン肉マンのベストバウトといわれれば「超人オリンピック ザ・ビッグ・ファイト」の準決勝「ウォーズマンVSラーメンマン」の金網棺桶デスマッチ。そのほかにも「VSキン肉マン」「VSバッファローマン」「VSザ・マンリキ」といい試合が多い。負け試合は負け試合としていい試合が多い。強いだけでなくいい試合が多い。これはいいレスラーだ!。
他のエピソードとしてはキン肉マンが正義超人とガチンコスパーリングをする「キン肉マンの結婚式」が面白い。メンバーにウルフマンがいたりする。最後の方だとウルフマンよりジェロニモとかネプチューンマンとかの方がふさわしいと思うんだけど。
ところでネプチューンマンといえば彼のモデルがハルク・ホーガンなのは明白だけど、ビッグ・ザ・武道ことネプチューン・キングって特にモデルはいないと思うんだよね。ただ、
という要素が後のnWoとそっくりなんだよね。つまりホーガンとケビン・ナッシュに。時代を先取りしてたぜゆでたまご!
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後は見所は「フロム・ヘル」特集で、とくに面白かったのは「文明開化の切り裂きジャック」と題して事件当時、1988年=明治21年に「切り裂きジャック事件」はどのように日本に伝えられたか。という一篇。まあ、あの当時だけに大体タイムラグが2ヶ月ぐらいあって、日本に伝えられた頃には既にジャックの凶行は終わっていたわけだけど。
後は「アメリカン・バイオレンス・イン・ジャパン」と題した在日米兵により事件のルポなど。書いているのは深町秋生(id:FUKAMACHI)氏。日本人はアメリカに対して愛憎渦巻く複雑な感情を持っちゃうよね。僕なんかもアメリカ文化大好きでどっぷりつかってるけど、じゃあ全てに共感できるかといえば決してそんなことはない。微妙なところです。