飛び出す美女顔　仮面ライダーＷ＆天装戦隊ゴセイジャー

　子供に紛れて見てきました。「仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ」と「天装戦隊ゴセイジャーエピックON THEムービー」。　

　例によって３Ｄです。前作の「ディケイド／シンケンジャー」は「シンケンジャー」の方だけ３Ｄだったけど、今回は両方とも３Ｄ。まあ、「ゴセイジャー」だけだったなら通常上映で十分だったんだけどね。
　

天装戦隊ゴセイジャーエピックON THEムービー

　まずは「ゴセイジャー」から。今回の見所はずばり！
執拗にアップになるムッチムチの磯山さやかの顔！これにつきる。

　話は戦隊史上でもかなり脆弱な印象の悪の組織「ウォースター」の残党が世界を破滅、「ラグナロク」に導く角笛を追って地球にやってくる。磯山さやか演じるラシルはその角笛を守って地球にやってきたどっかの星の人間。衣装はゆったりした貫頭衣みたいなのを着てるので体の露出はほとんどないけれど、これでもか、とばかりにアップになる。表情はきりりと美人だし、嫌いじゃないぜ。
　冒頭からストーカーまがいでかけっこするアラタと恋に落ちるかと思えば画面に登場しない恋人がいた模様。そりゃ戦隊メンバーより年上だしなあ。
　
　しかし今回の敵はウォースターの残党、ということなのだがＴＶシリーズにおけるウォースターは最初からああいう扱いになる予定だったのだろうか。それとも視聴率とか評判とかが悪くてテコ入れで途中から路線変更したのかな。ブレドランも今回は古巣に復帰して戦うがこいつは陰謀家なのか単なるへたれなのか、いまいちよく分からん。9月くらいから動きがありそうだが。
　北欧神話のラグナロクをモチーフにマクガフィンが角笛（いわゆるギャラルホルン）ということで来年公開予定の「ソー」に先駆けて「北欧神話×スーパーヒーロー」なのだがまあ、時間は30分ちょいなのでそこまで深くは描いていない。
　

仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ

　一方のＷの方だがこちらも３Ｄ。そしてアップになるのは熟々セクシーマダム、杉本彩。最初の方こそ黒のコートにサングラス、そして帽子と露出制限してるけど（なぜならシュラウドを想起させるため）後は結構露出があります。フィリップの母親ではないか？と思わせるためにフィリップとの絡みが多いけれど、どうしても年下を誘惑するマダムにしか見えん・・・母親には見えないよ・・・

　それとＴＶではぼやかされてた最近すっかり丸くなった照井竜と所長の恋愛も映画でぐっと進展した模様。冷静に見ると照井は所長と、フィリップは（実は姉だったが）若菜と、と特定の相手がいるけど翔太郎だけ特にいないんだよね。まあ、そこがハードボイルド（ハーフボイルドと揶揄されるが）たる由縁なんだろう。代わりといってはなんだけどＴＶシリーズの依頼主が沢山ゲスト出演してます。
　ま、「Ｗ」で一番熱々だったのは「井坂先生×冴子」のカップルだけどね。
　
　話としては、新型ガイアメモリー（スロットやドライバーを必要としない）Ａ〜Ｚの26本のガイアメモリが財団Ｘの超人兵士NEVERによって風都にばら撒かれそれを巡る物語。
　敵は最近もっぱら俳優として活躍するSOPHIAの松岡充（仮面ライダーエターナル）を筆頭に片腕マシンガールやボウケンシルバーやルッスーリアと化した須藤元気などがいる。
　時間軸的には井坂先生が敗れて園咲冴子が赤いナスカになったあたりか。照井がナスカドーパントを見て「青いナスカか」というシーンがあるので。
　また最近のＴＶではほとんど見られなくなったルナ、ヒート、メタル、トリガー、ファングの各フォームが沢山登場するのは嬉しいところ。
　
　で、以前にも何度かマイナスポイントとして挙げていたゲストとして新ライダー「仮面ライダーＯＯＯ（オーズ）」が登場する。「ディケイド」の時はディケイドが様々な世界を巡る、という設定だったため違和感はなかったが、今回は完全な別世界でしょ。整合性つかないんじゃないの？同じ世界の風都じゃない場所が舞台というならともかく。「戦隊VSシリーズ」はイベントとして割り切れるけど、こっちはなあ。
　やっぱりこういうジャンルの映画は普通の映画として観てはいけないのだろうか。

Ｗ「さあ、お前の罪を数えろ！」
Ｅ「今さら、数え切れるか！」

　ＴＶの方は明日最終回。「ディケイド」が半年で終わって9月に始まったから一年間なんだけど、なんか早く感じるなあ。まだ財団とか謎があるしもっとやればいいのに。
　
　あ、ちなみに「ゴセイジャー」の方に髭男爵。「Ｗ」の方にAKB48の板野友美、河西智美が出てるのでちょっとした「天体戦士サンレッド」映画でもある。