The Spirit in the Bottle

旧「小覇王の徒然はてな別館」です。movie,comics & more…!!!

頭足類は死者の霊を弔うか? 007/スペクター


 今年は60年代に起源を持つスパイ映画が連続して公開される一方で70年代後半から80年代にかけてヒットしたシリーズの新作が次々公開されたりして、本当に21世紀なのか?2015年なのか?と思わず思ってしまったりするんだけれど、この年末は007、スターウォーズ、ロッキーの各シリーズの新作がその気に慣れば一日で劇場鑑賞できる、というちょっとなんと言って良いか分からない事態。スパイ映画としてはトリを務めることになるけれど、この後スターウォーズ、ロッキーと続く3シリーズの最新作としては先発でもある007シリーズ最新作。「007 スペクター」を鑑賞。

物語

 メキシコシティ、死者の日。お祭りで人がごった返すこの日、MI6諜報員ジェームズ・ボンドは独自に標的を負っていた。相手の名は殺し屋スキアラ。彼らは大規模なテロを試みていたが、ボンドがその現場を襲撃、スキアラはヘリで逃亡、ボンドもヘリに乗り込んで死闘が繰り広げられる。死闘の末ボンドはスキアラをヘリから落とし無事その場を離れるのだった。ボンドの手にはスキアラから奪ったタコの文様が刻まれた指輪が……
アバンタイトル

 テロを未然に防いだものの、ボンドの行動はMI6の指示とは関係ない個人の行動だったためMに叱責され謹慎を命じられる。MI6もMI5との統合が図られ、特に00ナンバーは廃止されようとしていたのだ。
 ボンドはメキシコでの仕事が亡くなった前任のMの最後の命令であったことをマネーペニーに明かし次の指令が殺害したスキアラの葬儀のためローマへ行くことだと告げる。Qの研究室から最新の自動車を無断で拝借したボンドはローマへ。そこでスキアラの未亡人の命を助けたボンドはスキアラが所属していた組織の存在を知る。秘密の会合へ向かうボンド。
 そこでは数々の犯罪行為の結果が報告されていた。失敗したものは容赦なく処刑される。組織の首領と思しき男がボンドに語りかける。「カッコー」

 前作の感想はこちら。


 過去3作のダニエル・クレイグのボンドを経てシリーズはやっと定番のスタイルへ。始まってすぐのガンバレルシークエンスも復活し、新しいM、Q、マネーペニーも最初から登場。作品としてはシリアスだったこれまでと違ってユーモアも増え(おそらく過去3作の笑えるシーンをすべて合わせたよりも「スペクター」一作の笑えるシーンの方が多い)、その辺でショーン・コネリーから続く007シリーズとしてはともかくクレイグボンドの作品しか見ていないとちょっと変な感じに思うかも。今年公開された60年代にオリジンを持つスパイ映画3作(ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション、キングスマン、コードネーム・アンクル)と比べるとさすがに元祖の重みはあって、かつ集大成な感じさえあるけれど、一本の作として見てみると、かなり歪なものであった。
 ダニエル・クレイグのボンドはもうさすがに余裕の感じられるような演技で、見ているこちらも初期の頃のような危うさは感じない。
 いわゆるボンドガールは前半のスキアラ未亡人ルチアのモニカ・ベルッチと後半と言うかメインのヒロインであるレア・セドゥ。どちらももう十分に知名度の高い女優で、新人起用が多いこのシリーズではちょっと、珍しいかも(過去にもソフィー・マルソーとデニズ・リチャーズとかあったけれど)。モニカ・ベルッチはシリーズ最高齢のボンドガールという触れ込みだけれど、前作「スカイフォール」のヒロインはジュディ・デンチのMだったと思うので(ボンドとベッド・インする事こそないけれど)最高齢ボンドガールと言われるとちょっと違う気がする。モニカ・ベルッチのルチアはボンドに夫を殺され、残された彼女が組織の秘密を漏らさぬ内にと殺されそうになるところをボンドが助けベッドイン、という役回りなのだけれど、その後出てこず(殺されるわけでもない)、この辺は先祖返りな描写という感じ。モニカ・ベルッチのボンドガールそれ自体は全然魅力的であったけれど、役柄と扱いはちょっと残念。
 一方、メインヒロインはレア・セドゥ。クレイグボンドの宿敵Mr.ホワイトの娘で医者。最後までボンドと行動を共にする。レア・セドゥは「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」で凄腕の女殺し屋を演じていて、同じスパイ映画ということもあってどうしてもそのイメージを引きずってしまう。この「スペクター」ではあくまでアクションの面では素人だが(簡単な訓練は受けていたっぽいし素養はあるようだが)、つい彼女にも派手なアクションを期待してしまった。
 アクションといえば予告編のクライマックスである建物の壁が倒れてきて危機一発*1!というものだが、本編観たら最初のアバンアクションに過ぎなかったのでびっくりしました。「スカイフォール」でも半壊した列車に飛び乗ってクイッとネクタイを治す予告編の格好いいシーンがアバンアクションだったなあ。こういうのはなかなか感心しますね。「トランスフォーマー:リベンジ」の予告編でももうクライマックスとしか思えぬ巨大なデモリッシャーに立ち向かう司令官!という図を見た時は音楽とも相まって「こんな巨大な的に勝てんのかよ!」と悲壮感たっぷりだったのにいざ本編観たら始まって10分もしないで終わった時に思わず拍手しそうになったのを思い出す。

MI6

 MI6は前作「スカイフォール」の破壊の傷もまだ癒えず、本部はそのまま放置され再統合の憂き目に。M(レイフ・ファインズ)は内務大臣のご学友であるというマックス・デンビー=Cの元00課も廃止の危機に。組織としてはかなりゴタゴタしているが一方でレギュラーキャストがやっと揃い、チームワークは抜群。レイフ・ファインズは前作で登場し、怪しい行動をしながらもジュディ・デンチの後任のMとして初仕事。前作に比べてもだいぶ老けた印象。これはメイクもあるのだろうか。本作ではMとしてCに対抗する反面、まだちょっと全面的に信頼出来ないというか裏切るんじゃないか?と思わせる部分もあって、この辺はレイフ・ファインズが演じていてこそだろう。次こそは組織も立て直し全幅の信頼を置けるMとして安定したところを見せて欲しい。
 マネーペニーは前作で実は現場の諜報員だったことがわかるけれど、本作はもうMの秘書としての立場を明確に。従来のシリーズ通りボンドとの仲は互いに好意は持っているものの、比較的プライベートと公務がルーズなボンドに比べるとしっかり仕事とプライベートを分けるタイプか。私生活もちょっとかいま見えます。演じるのは前作に引き続きナオミ・ハリス
 そしてQ。前作ではこれまでのデズモンド・リュウェリンから一気に若返ってボンドより年下のパソコン青年という感じになった。僕自身はデズモンド・リュウェリンのQに思い入れがあるのでこの若返りは色々思うところはあったけれど、ベン・ウィショーが演じるQは大人気となった。僕としても一旦受け入れればこのQも応援したくなるタイプだ。前作は初お披露目であって、顔見世程度であり、登場してボンドに装備品を渡しただけ、という感じだったが本作ではボンドガールと並ぶ相棒という感じに。初登場の時は、古風な地下の研究所と言う風情のそれこそリュウェリンのQを思い起こさせる場所となり会話も増えてQらしさも倍増。思いがけず現場にも出張って頑張るこれぞ若くした甲斐があった!というQを見せてくれる。
 最初のほうでQがボンドの身体の中に追跡装置も兼ねてナノマシンを打ち込むシーンがあるのだが、ここは後半のブロフェルドによって拷問されるシーンと対になっている。この似た描写(針を打つ)でもまったく意味合いが変わってくるのがそのままボンドのQに対する信頼とも取れるだろう。
 あ、あとレギュラーと言っていいのかわからないけれどタナーさんも頑張ります。
 CIAのフェリックス・ライターは名前だけ登場。確か前作では名前も出てこなかったと思うので、本作はある意味でM、Q、マネーペニー、フェリックス・ライターとすべてが揃った作品といえるのかも。

スペクター


左上から時計回りにスペクター、ヒドラ、国際頭足類函館シンポジウム、悪党同盟のマーク。「国際頭足類函館シンポジウム」は悪の組織ではありません!
 「スペクター」Special Executive for Counter-intelligence,Terrorism,Revenge and Extortion (対敵諜報活動、テロリズム、復讐と脅迫のための特別機関)の頭文字*2で007のシリーズを通しての宿敵となる組織。映画では一作目の「ドクター・ノオ」から登場するが、原作では「サンダーボール作戦」から。そもそもこの「サンダーボール作戦」が最初から映画化を考えて企画されたものをイアン・フレミングが原作に流用したものであり、その企画のプロデューサーと権利関係で揉め、後にイオン・プロの007シリーズからは長らく姿を消していた。よく新聞の紹介記事などで映画のボンドがソ連を敵としていた、とされることがあるけれど実は映画の方では冷戦時代であっても明確にソ連を敵として立てたことはない。原作ではソ連のスメルシュとかが敵だったりするのに映画ではあえて冷戦のどちらにも与しない悪の組織スペクターになっている。現実の政治問題でエンターテイメント性を減じさせないためだろう。もちろん007は冷戦時代の代表的なスパイ映画であるので60年代、70年代の空気・世相を色濃く反映しているがこの辺は留意したい。別に娯楽作品で政治を語るのはいいんだけれど、そういうセンシティブな問題だからこそ事実関係に間違いがあっては困ると思う。
 クレイグボンドのシリーズでは「クォンタム」という組織がいて、ミスター・ホワイトはそこの一員だったが、今回はそれがスペクターの下部組織という扱いか。「クォンタムQuantum」は物理量の最小単位「量子」のことだが、今回は「スペクター(死霊)」となり物理的な壁を越えてあらゆるものを侵食する。シンボルマークはタコを模した物であり、これはマーベルのヒドラとも通じる。欧米では一般に頭足類は「Devil's fish」などと呼ばれ地中海周辺などを除いて忌み嫌われる生物。マーベルの悪の組織ヒドラも名前こそヒドラだがシンボルマークはタコ。またDCコミックスの方でも1966年のTVドラマ「バットマン」の映画版「バットマン ザ・オリジナル・ムービー」でもジョーカーやペンギン、リドラー(ナゾラー)、キャットウーマンの4人が手を組んだ組織のシンボルマークとして地球に絡みつくタコの絵が使われている(スローガンは「今日はゴッサム、明日は世界だ!」)。この欧米での嫌われ具合の極地がラブクラフトの一連の作品に出てくる邪神クトゥルーであったりするのだろう。
 時期的にはスペクターのマークが一番古いのか?とにかくこの「スペクター」ではオープニングクレジットからタコのイメージでいっぱいである。スペクターの会議は過去のシリーズを踏襲しつつもうちょっと現実的な感じになっていて、ローマの古城をうまく使いクラシカルな感じに。さすがに今どきスイッチひとつで椅子から落とされる処刑スタイルはギャグにしかならないだろう。
 ここで登場するのがこの映画でのアクション的な面でのライバルとなるヒンクス。演じるのはデイヴ・バウティスタバティスタ)。ご存知元WWE世界チャンピオンでドラックス・ザ・デストロイヤー。リングネームはバティスタ(Batista)だが俳優として(というか本名)はバウティスタ(Bautista)と英語の綴りから違うので本当ならバウティスタが正しいのだが、本ブログでは基本バティスタでいきます(ロック様方式)。このヒンクスはスペクターの会議で登場し、ミスをした(しそうな?)幹部を殺して自らがボンド抹殺の役目を請け負った。その直後からボンドと激しいやりとりを繰り広げるが、このヒンクスとボンドの戦いはどこかスポーツライクというかユーモアがあって激しいのに殺伐としていない。登場や列車での死闘などは「ロシアより愛をこめて」で登場したレッド・グラント(ロバート・ショー)を思わせる。かつてダニエル・クレイグジェームズ・ボンドに決まった時には「MI6と言うよりはKGB」「プーチン大統領に似ている」「ボンドというよりはレッド・グラント」などと言われていたのを思うと感慨深いものがある(そうか?)。ただ一方でバティスタの醸しだす人懐っこい表情や先ほども言った憎しみ合っているというよりは単にビジネスだからという感じは「私を愛したスパイ」「ムーンレイカー」で出てきたリチャード・キールの演じた殺し屋ジョーズを思わせて、本作では曖昧な形で退場したが、是非生きていて次回では(味方でも敵でもいいので)再登場を期待したい。

ブロフェルド


 今回、クリストフ・ヴァルツが敵としてキャスティングされて、タイトルが「スペクター」と発表された時、果たしてヴァルツが演じるキャラクターはブロフェルドなのかどうか、と話題になった。ヴァルツ自身は特に否定も肯定もしなかったが、この状況は「スター・トレック イントゥ・ダークネス」でベネディクト・カンバーバッチが演じたのが果たしてカーンなのか否か?と話題になったのに似ている。それくらい映画の歴史の中でもブロフェルドは強烈な印象を刻んだ悪役である。
 最初はクレイグボンドのシリーズ4作目であるし、前作が同じ3作目同士「ゴールドフィンガー」との共通点が多かったと言われていたので今度は「サンダーボール作戦」との関連でエミリオ・ラルゴなのかな?などとも思ったのだが、結果としてヴァルツが演じたフランツ・オーベルハウザーはエルンスト・スタブロ・ブロフェルドであった。
 ブロフェルドはスペクターの首領。「ロシアより愛をこめて」で初登場し、その時の顔は見せずペルシャ猫を膝に抱いて冷酷に指令を下す様子は様々な作品で悪役の定形となりオマージュやパロディも多く生み出された。実際に顔を晒したのは「007は二度死ぬ」。スキンヘッドに目に深い傷を刻んだ異貌で「大脱走」の偽造屋コリンを演じたドナルド・プレザンス。この後には「ハロウィン」シリーズでサム・ルーミス医師を演じている。その後ジェームズ・ボンドショーン・コネリーからジョージ・レーゼンビーに変わった「女王陛下の007」ではスキンヘッドはそのままだが目の傷は無くなり、役者もテリー・サバラス刑事コジャック!)に変わった。ここではボンドの唯一結婚までこぎつけたボンドガール、トレーシー(ダイアナ・リグ)を殺害したことでボンドの不倶戴天の敵となった。再びコネリーに戻った「ダイアモンドは永遠に」ではチャールズ・グレイ(ロッキー・ホラー・ショーの犯罪学者)が演じ、ここでは七三分けの豊かな銀髪を蓄えた容姿となった。この登場する度に役者が変わり、またメイクなどで容貌を統一することもしなかったため、ブロフェルドには影武者説、首領名襲名説、整形説、合同ペンネーム説(おい)などいろいろあるのだが(原作では整形説が取られ、映画でも一部それを伺わせる描写もある)、シリーズが続くなか、役者の変更は当の主役であるボンドはじめとして頻繁にあるのに(多分最初に役者が変更されたのはブースロイドことQ)、なぜブロフェルドだけこういう説が唱えられるのかは興味深いところ。
 今回のクリストフ・ヴァルツのブロフェルドは四角いでかい顔に七三分けの銀髪、ということでチャールズ・グレイを思わせる。襟なしネクタイ無しのマオジャケットを思わせる着こなし、猫を飼うなど従来のイメージを踏襲している。大げさな演技、豊かな表情の顔芸等ヴァルツの演技と従来のブロフェルドの印象と合わさって、クレイグボンドの中でもかなりコミック的なキャラクターとなっている。本作の雰囲気構成にかなり貢献しているであろう。
 今回のブロフェルドはボンドの義理の兄、というかボンドの両親がなくなった後の後見人の息子で、父親がボンドばかりかまっていたので嫉妬して殺し、自分も死んだことにしてスペクターを立ち上げた、という設定。ボンドとのドラマはグッと盛り上がるものの、世界の命運をめぐる物語としてはこじんまりとしてしてしまうのはちょっと残念。だが表向き死んだ男だからこそ組織名は「スペクター=死霊」なのだろう。本名はフランツ・オーベルハウザーだが母方の血統よりエルンスト・スタブロ・ブロフェルドを名乗っている。
 先述したとおり過去の「クォンタム」もスペクターの一部だったわけだが、まったく得体のしれなかった旧シリーズのブロフェルドと違い、過去が明かされたため別の疑問も沸く。ブロフェルドは本当に一代であれだけの組織を築き上げたのか?あるいはやはりブロフェルドという名前は世襲によるものではないか?など。
 頭足類であるタコがシンボルマークであるスペクターはそのマークのとおり頭から直接触手に指令が出ているようにも見える。かつてのように幹部を番号で読んだりはしていないが全ては首領であるブロフェルドのために、ブロフェルド以外は切り捨て可能な手足にすぎない。
 劇中でおこるアクションによって最後ブロフェルドは顔に傷を負う。その姿は髪こそあれどドナルド・プレザンスのブロフェルドとそっくりになる。劇中では死ぬことなく捕縛されるが、続編でどうなるのか気になるところだ。劇中の描写からMI5、MI6はもちろん英国政府のかなり中枢までスペクターの魔の手は忍び寄っているし、それはおそらく他の国でも同様だろう。脱獄するのかあるいは…個人的には特に何の説明もなくアーノルド・ヴォスルーあたりが演じるテリーサバラス風ブロフェルドがひょっこり出てきて欲しい、なんて思ったりもする。

 
 今回は字幕と吹き替えと両方で観たのだけれど、吹き替えは特にタレント吹き替えなどなしの堅実なものだったのだが、ただ劇中表示される地名を表す英語字幕などが完全に日本語に置き換わっている仕様だったのでびっくりした。いきなり「死者の日」が日本語で出てきたし。ディズニーのアニメやファミリー向け作品、ピクサーやドリームワークスなどのCGアニメ、あるいは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー*3」などであったら子供も多く見るだろうしまだ分かるのだが、ベッドシーンもある007で特に字幕でそういう配慮はいらない気がするなあ。この辺は普通に字幕版と同じ仕様でよかった気がする。

「007/スペクター」オリジナル・サウンドトラック

「007/スペクター」オリジナル・サウンドトラック

 ダニエル・クレイグのボンドにはこれでとりあえず契約は終わる、とかいやまだあと1作分残っているとかいろいろ言われているのだけれど、個人的には最低あと一作!この定着した路線のボンドを演じて欲しい。
James Bond will return.

*1:余談だが「危機一発」という表現は「ロシアより愛をこめて」の最初の公開の時、故・水野晴郎が間違っている(本当は「危機一髪」)のを分かってあえて付けた邦題が広まったものらしいです

*2:マーベルのSHIELDなんかもそうだろうけど、多分先に名前があってそこから適当に頭文字に合う意味を探したのだと思う

*3:「GotG」はタイトルも日本語だったがDVDでは普通に英語のままになっていて、むしろソフトなら選べるんだから、吹き替えでもその仕様残しておいてよ、と思ったりした