電脳世界と偶像(9、10月に観た映画感想)
アイドリング!!!武道館から2ヶ月、全員卒業から1ヶ月皆さんいかがお過ごしでしょうか。ちなみにAKB48は十周年ということです。最もアイドリング!!!中心だったとはいえ、他のアイドルなんかも聞いたりしていて、例えばpasspo☆なんかはアイドリング!!!同様特撮ヒーロー番組のヒロインに興味が湧いてその所属グループを調べたら、ファンになってそのヒロイン役の子(奥仲麻琴)がグループを卒業しても応援しているパターンですね(ちなみにアイドリング!!!の場合はシンケンジャーのイエローだったすぅちゃん(森田涼花)。他はアップアップガールズ(仮)とかアイドルというよりはアーティストよりなのでしょうかLittle Glee Monsterとか。とはいってもTVで出ていれば見て、近くでイベントやってれば見に行く程度なのでやはりアイドリング!!!に比べたらそんなに熱心でもなかったりします。
そんなわけで最近はアイドリング!!!ばかりだったわけですが、もちろんこの人たちを忘れていたはありません!そうPerfume!というわけで今回はPerfumeの世界ツアーの様子を撮影したドキュメンタリー「WE ARE Perfume WORLD TOUR 3rd DOCUMENT」ほか貯まってた映画の感想を幾つか短めに一気に行きたいと思います。
WE ARE Perfume WORLD TOUR 3rd DOCUMENT
アルバム「LEVEL3」を引っさげて今や世界のPerfumeとなった3人が台湾、シンガポール、ロンドン、ニューヨークなどの世界ツアーの様子を描いたドキュメンタリー。特別料金2000円となっていて、僕が最近映画館で観た音楽ドキュメンタリーが「THIS IS IT」「glee」などコンサートのパフォーマンスを中心に描いたものだったため、無意識でその路線を期待してしまった。その視点で言うとかなり物足りない。始まりこそPerfumeのコンサートにおける凄いパフォーマンスを見せてくれるのかと思ったが、その後はどちらかと言うと裏側中心。シンガポールなどツアー先の町を散策する姿とか楽屋の様子などが描かれるが、肝心のパフォーマンスは最後のNYのライブで一曲だけじっくり見せてくれるものの、他は各会場につき一曲見せてくれるかどうかという具合。これがNHKの「MUSIC JAPAN」特番とかだったら全然良いんだけど、せっかくの劇場の大スクリーン、大音量でしかも特別料金2000円ではちょっとフラストレーションが残る出来でした。実際Perfumeなら先のgleeやマイケル・ジャクソン、メタリカとかと遜色ないライブ映像が可能だと思うので。もちろんバックステージの様子なんかも貴重ではあるんだけれど(ダンスの手順をミスしたのっち!)。せめて各会場の一曲をきちんと見せきって欲しかった。
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クーデター
タイっぽい東南アジアの国を舞台にクーデターに巻き込まれ標的にされたアメリカ人一家が民兵に追われながらベトナムへの脱出を目指す。オーウェン・ウィルソンが一家の父を、一家の脱出を手助けする謎の人物をピアース・ブロスナンが演じる。さすがに今どき国内でクーデターがあって、それが外国企業への不満から始まっていたって、ホテルに住む外国人皆殺しにするなんてのはありえないんじゃないかな?と思うのだが、そのせいか舞台となる国は限りなくタイっぽいが架空の国。
ピアース・ブロスナンが飄々とした謎の人物を演じていて、未だに元007ジェームズ・ボンドの魅力は健在。なんとなく彼がいるだけで物事が好転しそうな勢いを観客に抱かせるのは凄い。ちなみにピアース・ブロスナンは「マンマ・ミーア!」でも歌声を聞かせていたが、ここでもカラオケを聴かせてくれる。正直うまいかどうかと言われると「マンマ・ミーア!」の時も疑問だが、勢いだけはあって、聴いていて悪い気はしない。まあ宴会芸レベルではあると思うけど。
最後はベトナムに脱出して難を逃れるというのも象徴的。アメリカ人がベトナムに助けを求める展開なわけでベトナム戦争も遠くになりけりか。
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カリフォリニア・ダウン
ロック様(ドゥエイン・ジョンソン)が大震災にあったカリフォリニアから家族を救う!しかしその救う家族も女傑カーラ・グギーノに、テキサス人食一家最後の希望アレクサンドリア・ダダリオだったりするのでロック様が救うまでもなく強いのであった!
最近のアメリア映画では別れた相手の今の交際相手が人格的にも良い人、という設定が多かったりする印象があるのだが(アントマン、スーパーマン・リターンズ他)ここでロック様の別れた妻カーラ・グギーノの交際相手を演じているのが、旧ミスター・ファンタスティックことヨアン・グリフィズ。ぱっと見この人も最近の流れに乗って良い人ぽく思うのだが、いざとなったら義理の娘になるはずのアレクサンドリア・ダダリオを見捨てて逃げてしまう。「タイタニック」では救命ボート引き返して生存者を救おうとした男気あふれる船員だったのに!今回は中途半端なビリー・ゼインみたいでした。姉(カイリー・ミノーグ!)含め劇中で死ぬのはしょうがないととはいえ、大地震という天災が舞台なので別に無理に悪役にする必要はなかったんじゃないかなあ。
もちろんロック様も格好良かったけれど、一番格好良かったのは、前半でお亡くなりにあるキム博士役のウィル・ユン・リー(007ダイ・アナザー・デイのムーン大佐、ウル侍のハラダ・ケンイチロウ)。
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ファンタスティック・フォー
その「ファンタスティック・フォー」といえば以前の試写会とは別にジャパンプレミアイベントにも参加しました。試写会の時は松井玲奈さんがゲストでしたが、今度はスー・ストームの日本語吹き替えを担当した堀北真希さん!新撰組副長土方歳三こと山本耕史との結婚が発表されたあと初めてのメディアへの登場だったそう。なんかオープニングではプロジェクションマッピングみたいなのを利用してマジシャンみたいなことやらされていて女優も大変だなあと思ったりした。ちなみにこのプレミアの日である10月6日は堀北真希の27歳の誕生日だったそうで、もっと若いイメージあったからちょっとびっくり。そうか、「逆境ナイン」からもう10年経つのか…あの時はあまりに線が細すぎて正直すぐいなくなると思っていたよ、スマン…生で観る堀北真希は超お綺麗でした。
映画の方は決して悪くないんだけど、明るいアメコミ物と思ってみるとかなりキツイかもしれません。結局続編の計画は無くなったようですが、こういうのは続編を作り続けて、シリーズの中で2作目、3作目で傑作が出てくる感じだと思うのでちょっと残念ですね(はっきり言って今回は1作目というよりも序章に過ぎない)。20世紀FOX制作作品ということで映画の「X-MEN」の方と同じ世界の物語とも聞いていたのだけれどどうなるのでしょうか?
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ピクセル
1980年代をゲームセンターで過ごしたアダム・サンドラーはすっかりダメ人間へ。親友が大統領となったのを尻目に家電のサポート業の日々。ある時エイリアンが侵略を開始、しかしその方法は80年代のゲームを模したものだった!レトロゲームの腕だけは確かなアダムは大統領となった親友の下、エイリアン対策に乗り出す!
現実を舞台にした「シュガー・ラッシュ」、あるいは「スタートレック ザ・モーション・ピクチャー」のゲーム版。僕は小学校に上がった時にファミコンが発売されて、家庭用ゲームに関してはほぼリアルタイムで体験しているのだが、ゲームセンターとなると遊びに行くようになるのは「ストリートファイター2」の格闘ゲームブームによってなのでちょっとこの辺は世代的にも興味的にはあまり詳しくはない。
とにかく格好いいのはピーター・ディンクレイジ。このディンクレイジが若いころゲーム大会でインチキをして、それを対エイリアン戦(パックマン)でも実践してエイリアンから咎められたりするんだけれど、平面だったオリジナルのゲームと違って現実を舞台にして3Dとなった空間での対戦だと特にイカサマには感じないのだが……。特に最終面(ドンキーコング)でアダム・サンドラーがやる裏ワザがディンクレイジのやるインチキとどう違うのかよく分からなくて物語を進めるための無理に思えてちょっと不満が残るかも。
後は「シュガー・ラッシュ」でも出てきたQバート。僕は元になったゲームはやったことはないのだけれど、あの時の扱いと言い今回と言い、愛されつつひどい目に合わされているような微妙な扱いが不思議。なんだろう「ウルトラマン」のピグモンのような愛されキャラだけど出てくるときは悲惨な目に遇わさずに要られない。そんな被虐的なキャラクターなのだろうか?
ブライアン・コックスとショーン・ビーン、ダン・エイクロイドがゲスト的な感じで出てます。流れ的には「ゴーストバスターズ」とか「エボリューション」系のサタデー・ナイト・ライブ系のSF大作といったところだろうか。
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というわけで、とりあえず5本分感想を。まだ溜まってる作品の感想をこんな感じでまとめるか、一本一つの記事にするか分かりませんが、年内には消化する所存です!