The Spirit in the Bottle

旧「小覇王の徒然はてな別館」です。movie,comics & more…!!!

アベンジャーズ・インパクト!

 なんとか先行公開の初日*1に観てきました!「アベンジャーズ」!噂に違わぬ傑作でした。「ダークナイト ライジング」とはまた別のアメコミの映画化として最高の物を見せてくれたと思います。当然もう一度見る予定ですし、いつものような物語のネタバレもあるキャラごとの解説・感想は本公開の後、二回目を見てからにして、今回はネタバレにならない程度に初見の感想を書きたいと思います。

 前回「アベンジャーズがやってくる!」ということで、マーベル・シネマティック・ユニバースを構成する5本の作品について書きましたが、本当にその集大成という感じでしたね。それぞれのキャラクターに簡単な解説は入りますがくどくどやることもなくキャラクターの個性で引っ張ってる。メインのキャラクターは単独主演作を持つアイアンマン、ハルク、ソー、キャプテン・アメリカの4人にブラック・ウィドウ、ホークアイを加えた6人。それにシールドの司令官ニック・フューリーを加え7人が一応アベンジャーズという感じなのだろうけど、そこにとどまらずシールドのエージェント、コールソンや敵役であるロキまでもが主役として機能する素晴らしい群像劇になっていました。それぞれに見せ場がありますがこれは単に台詞の数が平等、だとか、出てくる登場時間が一緒とかではなくそれぞれの個性に寄り添っているのが嬉しい。とりあえず「マイティ・ソー」だけは事前に観ておいて欲しいかな。

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 前半はそれぞれのキャラクターを紹介しつつ個性の異なるヒーローが集まり、ぶつかり、理解し合う。その上で後半は団結したヒーローたちが見事にその個性を発揮して対処する。集団のヒーロー劇として「七人の侍」が参考にされたということですが敵役のロキまできちんと描写してることで僕は「荒野の七人」の方を思い出しました(僕は「荒野の七人」のほうが好きなんだけどそれは野盗のリーダー、カルベラが魅力的だから。アベンジャーズでいうとロキがとても魅力的だった)。
七人の侍 [Blu-ray]

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 それと意外と言うか、ギャグシーンというかユーモラスな笑ってしまうシーンがたくさんありました。それは物語的に余裕のある(それでも十分緊迫はしてるんだけど)前半だけでなくクライマックスである後半でも。でもそれが全然物語の邪魔になっておらず、むしろアクションに継ぐアクションの流れの中で良いアクセントになっています。
 過去のシリーズの中で唯一役者が変わってしまったハルクですが、事前に聞いていた通り、ハルクに関しては今までの映画の中では一番良かったです。これはノートン先生には悪いけどマーク・ラファロに変わって正解だったなあ。ぜひ彼でもう一度単独主演の「ハルク」が観たいです。
 監督はジョス・ウェドン。日本では「トイ・ストーリー」の脚本家という紹介がされることが多いですけど僕的には「バフィー〜恋する十字架〜」の制作・監督・脚本(勿論原作も)を務めた人。「バフィー」は「スタートレック ディープ・スペース・ナイン」、(最近では)「glee」と並んで大好きなTVシリーズで、その創造主ということでやっと映画のほうでヒットメーカーとして認知されたのは嬉しい限りです。ちょっとあれですけど「アベンジャーズ」が現在歴代世界興行収入第3位。ジェームズ・キャメロンの「タイタニック」は一位に相応さしい作品だと思っているけど同じキャメロンの「アバター」はそこまでの作品ではないと思っているので、なんとか別の作品に抜いて欲しい!それが「アベンジャーズ」や「ダークナイト ライジング」だったりするととても嬉しいですね!
Avengers Assemble

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Ost: Avengers

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 早めにもう一度観に行きますよ!
AVENGERS ASSEMMBLE!
 それから今更こんなこと言うのもあれだけど、エンドロール始まっても絶対席を立つなよ!絶対だぞ!

追伸。スタン・リー御大も出てたよ。Excelsior!

*1:よく分からないけど一応まだ本公開ではないんですね。劇場によっては上映回数は少ないいところもあるようです