スパイク・ダッドリーかレイ・ミステリオか

　タイミングが微妙にずれた！
　はてなの匿名日記(通称増田）の方でこんな記事が話題になってる*1。

チビ男を相手に、彼女の前で返り討ちにあった…死にたい。

これって以前に書いた、

さあ、自由だ！ - 小覇王の徒然はてな別館

の

一人だと普通なのに彼女連れ、子供連れだと店員に命令口調な客

　これは学生の時にレンタルビデオ店で働いてた時の客ですが、一人だと普通、むしろ丁寧なぐらいなんですがなぜか彼女連れだと態度が大きくなるんですね。彼女の前で格好付けたいのでしょうけど、その方法が店員に命令、ってどうよ。で、これはまだいいけど個人的に問題だな、と思うのは子供のいる前で店員に命令口調の客。この人も一人のときは普通なんですよ。でも子供（小学生ぐらい）の前で店員にでかい態度を取る。強い父親を演出したいのかもしれないけど逆に教育上良くないんじゃないのかなあ。

と基本一緒だよね。「彼女の前でかっこつけたい」これはまあ、理解できる。でもなんでそれが「他人に喧嘩売って見下す」という行為につながるのか理解できない。一万歩譲って一人の時ならともかく、彼女（あるいは家族でも友人でも）がいる時にそういう行為をとることが一緒にいる人たちに迷惑をかけるということに想像が及ばないんだろうか。
　女性の方だってこんなことされて（仮に喧嘩に勝ったとしても）嬉しいと思うとは思えない（まあ、この辺はいろんな考えの人がいるだろうし僕に女性の気持ちは分からないのだが）。
　絶望的にこの増田が救われないのはここまで怖い目に会い彼女を酷い目にあわせておきながら根本的に自分の方に原因がある、と分かっておらず、「チビだからといって油断すんな」という反省レベルで終わってること。相手の見かけなんて関係ない、道端で他人に喧嘩売んな！ってことなんだよ。
　
　で、僕はこの記事を読みながら相手の男をスパイク・ダッドリーで再生してしまったのだが、それこそ格闘技の世界って意外と小柄な人って沢山いるよ。僕の大好きなWWEだと本来ならショーン･マイケルズとかクリス・ジェリコぐらいでもクルーザー級（日本で言うジュニアヘビー級）なんだけどさらに小さい人たちが活躍してしまったためクルーザー級は165cm前後のレスラーが争う場になってしまった。凶悪ダッドリー兄弟の末っ子スパイクなんて見た目は本当に虚弱体質みたいだけどシャイニング・ウィザードの使い手だし、シャノン・ムーアも弱そうだけどJBLやブロック・レスナーのいじめに耐え切ってた。

で、何と言ってもちっちゃくても強いレスラー代表といえばレイ･ミステリオだ。何と言っても彼の場合ひときわ小さいのにも関わらず、あまりのレスリングセンスにもっぱら主戦場をクルーザー級でなく世界ヘビー級（あるいはWWE王座）を狙って巨漢レスラーと死闘を繰り広げているのだから。

対比を分かりやすくするためにあえて巨漢レスラーと戦っている試合を選んでみました。
　
　だから、人を見かけで判断しちゃダメなんだよ。というか誰だろうと喧嘩売んな！