The Spirit in the Bottle

旧「小覇王の徒然はてな別館」です。movie,comics & more…!!!

一寸の虫にも五分のヒーロー魂! アントマン


 実写映画における一大クロスオーバー、マーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)も前回の「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」でフェイズ2のクライマックス!そしてその余韻を補うようにフェイズ2最後の作品が公開されました。大盛り上がりのあとの文字通りちょっと小さなヒーロー映画「アントマン」の登場。登場の噂自体は「アイアンマン」が公開され、MCU構想が明らかになったかなり初期から囁かれていたのですが、紆余曲折やっと公開されました。MCU第12弾!「アントマン」を観賞。

 安心してください。ちゃんといますよ。中央をよく見てください。

物語

 出所した元電気技師スコット・ラング。犯罪からは足を洗い堅実に生きようと決意するも前科がバレるとどの仕事もクビになってしまう始末。唯一の生きがいは別れた妻のもとに居る愛娘キャシーに会うことだが、元妻からは「養育費を払わないと今後は会わせることは出来ない」と言われてしまう。切羽詰まったスコットはムショ仲間のルイスとその仲間たちの誘惑に乗って再び盗みに手を染めることを決意。狙いは引退した大富豪の老人宅の地下にある巨大金庫とその中身。住人の留守という時を狙って手際よく進入するスコット。複雑なセキュリティも身近なアイデアと技術で突破。しかしその金庫の中には妙なヘルメットとバイクスーツのようなスーツがあるだけだった。
 仕方なく持ち帰ったそのスーツとヘルメットを着こみ、手の部分にあったスイッチを押すとなんとスコットの身体が縮小!ヘルメットから響く謎の声に導かれながらミクロの大冒険を繰り広げやっとのことで元の大きさに戻ったスコットは恐れをなし、スーツを元の豪邸に返そうとするがそこで警察に捕まってしまう。
 弁護士の代わりに現れたのは謎の老人ハンク・ピム。彼こそがスーツの開発者でスコットに語りかけた人物、そしてそのスーツを着て活躍した初代アントマンだったのだ!スコットを試したハンクの真意とは?そしてスコットは見事2代目アントマンになれるのか?

 MCUフェイズ2最後の締めは新たなヒーローでかつちょっと原点回帰な部分もある。「アントマン」の企画自体はかなり早くから監督エドガー・ライトで進んでいると言われていて、僕も過去のMCU作品の締めで何度か触れたことがある。結果として監督は「チアーズ!」のペイトン・リードに交代。ただエドガー・ライトは脚本や製作総指揮としてクレジットに名を残しているので出来上がった作品の少なくともストーリー部分に関しては元のエドガー・ライトの影響も大きいと思われる。
 で、アントマン。コミックスの方ではアベンジャーズの創立メンバーで「エイジ・オブ・ウルトロン」のウルトロンを創造したのも初代アントマンハンク・ピム博士である。また身体を縮小させられるということは巨大化もできるということで、巨大化した際はジャイアントマンの名でも活躍する。そして更に夫婦でヒーローを務めたことでも有名。今回の映画では直接出てこないがワスプの名で活躍していた(これは続編で別の形で出てくるかも)。アントマン自体日本ではあんまり知名度は高くないけれど、その少ない知名度の多くは初代アントマン、ハンク・ピム博士としての認識だと思う。だから映画で出てくるアントマンがピム博士でなくスコット・ラングと言われた時、正直「それ誰?」となったのも事実。とはいえスコットも実際はかなりのキャリアを持つキャラクターだそうだ(デビューは1979年)。
 今回デザインを見た時に思ったのは「仮面ライダーっぽい」ということ。もともと仮面ライダーもバッタをはじめ昆虫がモチーフになっていることが多いし、今回は配色がほぼ仮面ライダーウィザードと一緒。蟻モチーフの新たなライダーと言われても素直に信じられそうなデザイン。ウィザードこそ昆虫モチーフではないものの昆虫をモチーフにしたヒーローのデザインはある程度似てしまうのだろうか(複眼を模したバイザー部分など)。

アントマン


 タイトルロールであるアントマンは初代ではなく二代目であるスコット・ラング。元電気技師で前科持ち。知的能力も運動能力もその志も他人より優れた部分はあるけれど(前科である窃盗は以前の勤め先の不正を暴きその利益を被害者に還元するという義賊的趣が強い)、それでもこれまでのヒーローたちに比べると(スターロードを別としても)一般人。科学者でも軍人でもない。年齢だって(演じたポール・ラッドの年齢を元にすれば)46歳とヒーローとしては遅咲き。だがその一般人としてのヒーローの在り方が最も共感しやすいヒーローを産んだ。
 演じたポール・ラッドは「40歳の童貞男」や「ウォールフラワー」などに出演。「クルーレス」にも出ていたが、あの作品そういえばアリシアシルバーストーンは後に「バットマン&ロビン」でバットガールを演じ、ブリタニー・マーフィーは「シン・シティ」に出てたので「クルーレス」からの3人目のアメコミ役者で役柄的には一番の出世といえるかもしれない。「40歳の童貞男」や「ウォールフラワー」ではどちらかと言うとハンサムな男のイメージが強いが、本作ではアダム・サンドラーベン・スティラーを思わせる感じ。愛娘は溺愛しつつ、別れた妻とは綺麗さっぱり未練がないところが今時のアメリカっぽい。またこの別れた妻の現在の婚約者である警官のパクストンが凡百な脚本なら悪役にしてしまいがちなところ、善良なイチ警官として最後まで描かれているのが素晴らしい。この「きれいな離婚」で友人づきあいは継続、娘との絆は重視しつつ新たな恋も描いている。
 アントマンの特徴はまず何よりその身体を小さくできるということなのだが、事前の予想以上に蟻を操る、という要素も強いヒーローだ。これは蟻を操る電磁波をヘルメットから発信するという理屈なのだが、その扱い方も、ピム博士やホープがただ操るという感じなのにスコットの場合はきちんと蟻とやりとりを経て信頼関係のもとに手伝ってもらってる、と錯覚させるところもスコットのキャラクターならでは。特にピムがただ27号、いや28号だったかな?というクロオオアリに対して「アントニー」と名をつけて相棒にするところはスコットとピムのキャラクターの違いを表していて良かった。この大量の蟻たちとチームワークでミッションをこなしていくところも「アントマン」の魅力。蟻以外でもサポートであるピム博士とホープ、3バカなどチームアントマンとでもいうべきところが特徴。もちろんこれまでもタイトルそのものがチーム名である「アベンジャーズ」や「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を別としてもチームを組んで活躍する作品もあるのだが、今回は特に「スパイ大作戦ミッション:インポッシブル)」ぽいチームものとしての側面もある。監督によればスコットのイメージとしてはヒーローと言うより「オーシャンズ11」のジョージ・クルーニーのようなものだったそうなのでその狙いは成功しているといえるだろう。
 人間が小さくなる物語と言うと、古くからあり「ミクロの決死圏」は手塚治虫の「鉄腕アトム」で出てきたアイデアが元になったという説もあるし(打診はあったらしい)、最近だとやはりコメディSFの「ミクロキッズ」シリーズなどがある。あるいはヒーロー物だと「ウルトラセブン」の「悪魔の住む花」に出てくるダリーなども連想。DCにもアトムがいる*1
 アクションはその拡大縮小しながらのバトルと、当事者たちの視点で描かれる白熱したバトル。それを俯瞰的に見ると小さすぎて微妙というギャップなどが見どころか。拡大縮小しながらのバトルはほんとうに見事で、この作品一度縮小したら縮小しっぱなしとかではなく、頻繁に拡大縮小を繰り返しながらその経緯もアクションとして活かしている。縮小して銃弾を避け、その銃弾で開いたガラスの穴から侵入、拡大してパンチをお見舞いして、また縮小して相手の眼の前から姿を消すと言った具合。この特に大見得きって変身するのではなく日常的な動作としての変身とそれを活かしたアクションというのは「トランスフォーマー」と共通するところがある。
 初代アントマンことハンク・ピム博士にはマイケル・ダグラス。この映画では一番の大物だろう。天才科学者であり自身もヒーローであるところなどトニー・スタークと重なる。後述するが物語の構造としては本作と「アイアンマン1」と似ていて多分そのままピムを主人公としてたらまんま「アイアンマン」になってしまった可能性もあったので二代目を主人公にした面もあるのだろう。劇中から分かるのは70〜80年代に初代アントマンとしてシールドの一員として活躍。キャプテン・アメリカを除けば今まで出てきた中で一番古いスーパーヒーローなのかもしれない。マイケル・ダグラスが若いころも現在も演じていて実はちょっと性格的に問題もあるピム博士の屈折した様子をうまく演じていた。
 スコットの過去の話はセリフで語られるにとどまり、ヴィランであるダレン・クロスとの因縁がないため、実はドラマ部分で引っ張るのはこのピム博士だったりする。MCUが続く中で現役復帰することもあり得るか?
 余談だけどカーク・ダグラスマイケル・ダグラスの親子とマーティン・シーンエミリオ・エステベスチャーリー・シーンの親子がごっちゃになることがあって、今回もなぜか冒頭の若いピム博士のシーンでエミリオ・エステベス?と思ったりしたのだった。
 一応のヒロインにはピム博士の娘でダレン・クロスに面従腹背しているホープヴァン・ダインエヴァンジェリン・リリー。「ホビット」での勇敢なエルフ役が印象深いが今回はちょっと髪型もあんまり似合ってなくてもっとアクションをして欲しかったなという思いも。次回の活躍が期待されます。

イエロー・ジャケット


 今回スコットが着用するアントマンのスーツは基本的にこのピムが現役だった時に使用していたスーツをそのまま使っているので、実はちょっと古く感じるようになっている(それは劇中出てくるファルコンのスーツなどと比べるとよく分かる)。それがまたアントマンの親しみやすさの一因でもある。それに比べるとイエロージャケットのデザインは明らかにトニー・スタークのアイアンマンスーツ登場以降とでも呼べるようなデザイン。空も飛べるし固定武装もあり見た目も格好いい。このイエロージャケットはアントマンの縮小化技術を軍事に転用したものでピムがスコットをアントマンとしてスカウトしたのはこのイエロージャケットの技術を世に出る前に盗み出し抹消するため。劇中ではダレン・クロスが着用する一着だけだが、量産化されイエロージャケットの軍隊というイメージも出てくる。
 ダレン・クロスはスキンヘッドで起業家で天才科学者という「スーパーマン」のレックス・ルーサーを思わせるキャラクターだが、後述するように「アイアンマン1」のオバディア・ステインを想起させるようにもなっている。僕は「アントマン」のコミックスは全然詳しくないけれど、映画の前日譚と元になったエピソードを収録した「アントマン:プレリュード」によるとダレン・クロスは心臓病を患った金持ちがそのペースメーカーの副作用で超人化したというヴィランで直接二代目アントマンと対峙するという以外直接今回の映画に繋がる要素はない。
 演じるのはコリー・ストールという人で僕は実質初お目見え。スキンヘッドにしてるからかテリー・サバラスやアーノルド・ヴォスルーを思わせる。
 劇中ではこのダレン・クロスとスコット・ラングの間には直接的な因縁はないため、スコットの立ち位置は「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のマックスに似ている。

アイアンマンとの類似


 今回、MCU作品をずっと見続けた人(そうでなくても「アイアンマン1」を見た人)なら「アイアンマン1」との似た要素が強いことに気づくだろう。スーツの製作者であるピム博士とその発明を奪い会社の実権を握る重役がヴィランとして登場すること。ヴィランもスーパーパワーの源は同じであったり。特にピム博士のドラマは「アイアンマン1」のトニーとオバディア・ステインの関係とよく似ている。主人公であるスコットこそその構図の外に位置するけれどダレン・クロスがスキンヘッドだったりオバディアを意識しているのではないかと思う。ダレンにしてもオバディアにしても映画版のキャラクター造形は必ずしもコミックスに忠実というわけではなくここまで似るはずはなく、むしろ通常なら似せないよう注意しているはずなので、おそらくこの類似は意図的なもので、最後にフューリーが登場するまでMCUの他の要素を特に前面に出していなかった「アイアンマン1」に対してMCUの世界観を表す要素をがほぼ出揃ったあとで改めて似た話を再構築してみよう、という狙いがあったのではないか?それを示すように映画の冒頭(1989年)ではまだ健在だったトニーのお父さんハワードが登場する(演じるのは「キャプテン・アメリカ/ファースト・アベンジャー」でハワードを演じたドミニク・クーパーではなく「アイアンマン2」の過去の映像として出てきたハワードを演じたジョン・スラッテリー。一方一緒に登場するペギー・カーターはヘイリー・アトウェルが老けメイクで演じている)。「アイアンマン1」と本作「アントマン」で今のところフェイズ1とフェイズ2を挟んでいる形。その進化の具合を比べるのも一興だと思う。
 今回は日常に根ざしたヒーロー映画とでもいうのか、同じコメディ要素の強いMCU作品でもスペースオペラだった「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」とも違ってもっと身近な笑いという感じ。意外とこれまでのMCU作品にはなかった要素である(一作目の「マイティー・ソー」で地上に落ちてきたソーのカルチャーギャップ要素ぐらい)。だからこれを初めてのMCU作品・入門編とすることも十分可能だし、宇宙が舞台だった「GotG」よりその敷居は低い。
 今回は冒頭からシールドの創立者の一人としてハワード・スタークが出てきたり、アベンジャーズAoUの事件にも言及)はじめアイアンマンの名も出てきたり、ヒドラも登場。そして何より中盤シールドの新施設(「AoU」ラストで出てきた新しい基地と思われる)にアントマンが侵入しファルコンとバトルを繰り広げる、という見せ場もある。きちんとMCUの世界の中に居るんだと示してくれる。それでも初めての人にも観てほしいと思うぐらい敷居は低いと思う。単にコメデイ作品としても面白いしね。
 

デビッド・ダストマルチャン


 多分作品を見た方の多くはまずは主人公スコットを演じたポール・ラッドの魅力にやられ、その娘キャシーを演じたアビー・ライダー・フォートソンの愛らしさにやられ、そして作品のムードメイカーでもあるマイケル・ペーニャのルイスにしてやられると思う。このルイスは「マイティ・ソー」シリーズでのダーシーみたいな位置づけのキャラでヒーローでもなく悪役でもなくかといってヒロインでもない本筋からちょっと離れたところに位置するからこそ自由で魅力があるキャラクター。映画の中では3バカと呼ばれるがその中でも実は一番オマヌケなのではと思わせるキャラクターだ。ただその陽気なキャラは作品のコメディ方向にかなり貢献していて、終盤自分が倒した警備員をちゃんと助けて爆発するビルから脱出するなど心優しい部分がきちんと描かれている。あと幾つかの殴るシーンから最初の方の「出所の儀式」で相手を倒したのは俺だけ、という話も実はホラではなく本当なのかもと思わせるところ。とにかくこの映画では(ダーシーがそうだったように)一番の儲け役ではあるだろう。
 ただ!僕のイチオシはその3バカの一人でコンピューター担当だったカートことデヴィット・ダストマルチャン!「ダークナイト」のアーカム出身のジョーカー信者トーマス・シフ、「プリズナーズ」の蛇好きの人と出演作では強い印象を残して来たダストマルチャンが本作ではおそらく映画出演作では初のキ○ガイじゃない役!ただ今回もかなり変人の役なのであはあるけれど。よく考えると「ダークナイト」ではクリスチャン・ベイル、「プリズナーズ」ではヒュー・ジャックマンと名だたるヒーロー(役者)と共演してきたわけだが、今回やっとヒーローチームの一員とでもいえる役。個人的にツイッターで彼に言及したら本人からリプライがもらえて少しやりとりもしたことがある縁もあって、今もっとも応援したい俳優の一人だ!

 

ANT-MAN Will Return.

 恒例のお楽しみ。今回はエンドクレジットの前、途中、終わってからと3つのお楽しみ。ひとつは劇中でやりあったことでアントマンに興味を持ったファルコンが何とかコンタクトを持とうとする過程を、ルイスが回想に吹替えして提示。アベンジャーズアントマンの接触を臭わせる。ここではスパイダーマンらしきキャラクターの存在も。残念ながら「アメイジングスパイダーマン」シリーズは2作で打ち切りで今後MCUの方に合流する可能性があるようですね(「シビルウォー」で顔見世するとの噂も)。

 中盤で出てくるのはピム博士とホープ。劇中でも自分がアントマンになると言って聞かなかったホープだけれど、ここでピム博士が亡き妻と開発していた新スーツを提示。これでホープが今後の作品でワスプとしてヒーローデビューすることが示されている。ワスプは「White Anglo-Saxon Protestant」の略…ではなくてスズメバチアシナガバチを指して、アントマンに対してその昆虫の羽を模した翼で空が飛べるのが一番の特徴。元はピムの妻であるジャネットが初代。
 
 そして最後は一気にダークな雰囲気に。これは「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」のラスト同様、今回のオチと言うより次の作品への布石という意味合いが強く、ついに再び巡りあったキャップとバッキー(ウィンター・ソルジャー)、そしてファルコンという新旧相棒が勢揃い。その中でどうしてもスタークには言えないことがあってその頼みの綱となる人物を見つけたとファルコンが。普通に考えるとこの人物がアントマンのことだと思われるけれど一体どうなるのか。
 こうしてフェイズ2は終わり、次はいよいよ最後となる?フェイズ3へ。待ち構えているのは来年公開予定の「キャプテン・アメリカ/シビルウォー」。本作ではこれまで紆余曲折ありながらもチームとしてやってきたヒーローたちがアイアンマン派とキャプテン・アメリカ派に分かれて激突!という話。元のコミックスとは当然別の話になるだろうけど、地球を舞台にした作品としては一番激しい戦いになりそう。すでに露出しているコンセプトアートによるとアントマンはキャップ側に与するのかな?いずれにしろまた楽しみ。
 Excelsior!(スタン・リーも出てるよ)

アート・オブ・アントマン (ShoPro Books)

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アントマン:プレリュード (ShoPro Books)

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アントマン:シーズンワン (MARVEL)

アントマン:シーズンワン (MARVEL)

アントマン:セカンド・チャンスマン (MARVEL)

アントマン:セカンド・チャンスマン (MARVEL)

Ant-Man

Ant-Man

*1:このアトムが先行していたため「鉄腕アトム」の英語タイトルが「アトム」ではなく「アストロボーイ」担ったという説もあり何かとこのテーマと手塚治虫は縁が深い