The Spirit in the Bottle

旧「小覇王の徒然はてな別館」です。movie,comics & more…!!!

大人と子供とその間


スフィンクスは特に関係なし。
 ちょっと短めに。
 以前プロレス(WWE)の本で読んだんだけど(今ちょっと手元にないのでここから先は記憶を元に)、プロレスファンは大きく3つに分けられるらしい。一つは子供。プロレスの試合は全て真剣勝負でリングの上で起きている愛憎劇(いわゆるアングル)も本当の事だと信じているファン。
 二つ目は素人の批評家タイプ。プロレスのからくりをある程度理解しているが、それ故にプロレスに対して上から意見したがるファン。
 そして3つ目が大人。二番目同様プロレスの表も裏も理解してその上でアングルやギミックも全て受け入れ楽しむファン。
 で、ネットなどでうるさいのはいわゆる2番目の批評家タイプのファンだが、興行としてみた時には、ほとんど売り上げに貢献しないらしい。実際に興行を観に来たりグッズを買ったりPPVを購入したりするのは1番目と3番目。WWEは2番目を切り捨て1番目と3番目のファンに目標を絞った興行をしている。
 これってプロレスだけじゃなく他の分野でもある程度通用しそう。特撮、映画、アニメ。自分は小さい頃は、普通に特撮ヒーローとか大好きだったけどある程度の年代になって「卒業」する。しかし大学生になって一人暮らしを始めると元々好きだったため再び好きになるが、この時はどちらかと言うとスタッフなどから裏読みしつつ批評する。二十歳頃の自分は今思うと嫌なファンだったような気がする。そして30も過ぎるともちろんスタッフなどを気にしつつもまずは物語を純粋に楽しむようになる。大体中学高校の頃はファンと公言しにくいし、二十代の頃は純粋に物語を楽しむより先に制作の裏側で評価してしまいがち。もちろん今でもそういう傾向がないわけではないけれどね。
 いわゆるオタクやマニアは2番目のファンタイプが多いと世間的には思われていると思うができることなら3番目の大人なファンを目指したい。

最初のファンを分類する奴はこれか、その一個前のムックに書いてあったと思います。

特に意味もなくジ・アンダーテイカーとケインの動画を。 あとこれだ。

ピープルズ・エルボーを理屈なしに楽しめるようになって一人前!