The Spirit in the Bottle

旧「小覇王の徒然はてな別館」です。movie,comics & more…!!!

映画パンフレット2011!


 さて、色々と2011年を振り返る企画第2弾です。
 みなさんは映画を観たときにパンフレットって買われますかね?今時映画の情報なんて様々な所で手に入るので必ずしもパンフレットなんて必要ないと思うんですが、僕はほぼ映画を見たらパンフも買う、というのがセットになってます。スタッフ・キャストの基本的な情報は載っているので一応重宝はしているんですよね。もちろん批評部分は基本的に批判要素は無しで褒める一辺倒なので読む時は気を付けなければならないんですが。
 ところでパンフレットって日本独自の文化らしいですね。一昔前はB4版ぐらいの大きさで500円というのが一般的だったんですけど、最近は600,700円は当たり前という感じになってきました。その分大きさも様々になってきたのですが、これは一応理由があるそうで、昔は日本独自なので日本の配給会社が勝手に作っていたので写真の使用料などを映画の製作者に支払っていなかったのだそうです。最近はそれを支払うようになったので値段は高くなって逆に中身は薄くなったと。写真集と見間違うような物も多いのは使用料が一律だからですかね。逆にそのせいか邦画のパンフは内容が充実してる気がします。
 個人的にはやはり700円とかは高いので例えば、映画代とセットで1500円一律とかにして欲しいですね。
 
 という訳で今年購入した(観た映画でパンフが用意してあるものほとんど)パンフの中で幾つか取り上げてみたいと思います。

スタンダードなパンフレット


 アメコミ映画関連などは基本的な映画紹介の他原作についての情報なども載っていて簡単なキャラクター辞典にもなっています。大きさもほぼB4版でもっともスタンダードなものですね。
 

女性向け?

 「ステイ・フレンズ」「恋とニュースの作り方」。少し小さめの変形B5版位の大きさ。横長の形のものが多い感じです。色彩も白/ピンク系。後は中身の部分で何故かアンケート調査があるのが特徴ですね。
 

ディズニー・ピクサーなど

 やはり子供向け、という印象が大きいのか多くのページを割いて絵本のようにストーリー紹介をしているのが特徴ですね。前頁オールカラーです。「カーズ2」にはPerfumeも載ってますよ!
 

ほぼ写真集

 以前、「ミッション:インポッシブル2」を買った時はその巨大なくせにほとんど中身のない、全ページトム・クルーズのキメキメ写真が載ってるだけのパンフに、「こっちはトム・クルーズ写真集買いに来たんじゃねーぞ!」と激怒したのですがそのようなほとんど写真オンリーというパンフもあります。最近だと「ハリー・ポッター」シリーズはほぼ全作品この路線でしたね。ただ、奇妙なものでハリー・ポッターの場合はそんなにむかつかないです。
 

なんであなたが書いてるの?

 基本的なパンフの中身は大体、イントロダクション、物語紹介、キャストスタッフ紹介&インタビュー、プロダクションノートというのが基本セットです。他にその映画特有の説明(特殊な用語が多い作品やアメコミ映画のようなバックグラウンド解説が必要なもの)、そして批評家による解説/批評など。しかしたまに「なぜあなたが寄稿してるの、全然関係ないでしょ」というものがあります。以前だと「スラムドッグ$ミリオネア」の本谷有希子が起用の理由が分からない上中身がスカスカで「オレがこの人の舞台を見ることはないだろう」と思ったものです。今年のものだと「ソーシャル・ネットワーク」のmixi社長たちのインタビュー*1とか「リアル・スティール」の木下優樹菜、中山秀征とかいらねーよ!って思ってしまいました。僕は買ってない(つまり観てない)ですけど「ツリー・オブ・ライフ」ではあのハックルが書いてるらしいですね。誰が読むんだ?
 まあ、パンフレットというものがTVの映画紹介などと一緒で一般素人向けのものでマニア向けでは無いので間口を広げておこうということなのかもしれませんがタレント吹き替えと一緒でやめて欲しい方策ですね。
 
 という訳で連々書きましたが個人的ベストパンフレット。それは・・・

メアリー&マックス


 ご覧のとおりハードカバーです。見た目と違ってハードな内容な映画なのでほとんど色がありません(一応フルカラーなんだけど映画自体がほぼ白黒)。でもおまけがステキで、

 メアリーがマックスに向けて書いた手紙や、

 はがき風写真がついていたりして全体的に封筒をイメージしてるみたいですね。ハードカバーなので取り扱いは大変ですが作品自体のイメージにもよく合った良質なパンフレットだと思います。

メアリー&マックス [Blu-ray]

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ワーストパンフレット

 「トランスフォーマー」のシリーズはスカスカで「ダークサイドムーン」では「もう買わないぞ」と心に決めていたのですがいざ劇場に行ったら気になってしまって先に店員さんに頼んで見せてもらったんですね、そうしたらこれまでのスカスカで肝心のトランスフォーマーの解説が全くないものではなくて何とか普通レベルまで上がっていました。とはいえあくまで「普通」であって全然素晴らしいパンフというには程遠いですけどね。「トランスフォーマー」と「同リベンジ」は確実にその年のワーストでしたが、今年は免じましょう(ただパンフと裏腹に作品自体は3作品で一番ダメだったかなあ)。
 そうすると今年は何になるか・・・「インモータルズ」にしましょう。神様や神話の人物が登場するのにそれらの解説が殆どなし。個人的にこの映画が今年のワースト、というのもあるんですけどね。
 
 これらのパンフ、全部定価で買い取ってくれないかしら、と思うこともありますが多分これからも買い続けるでしょうね。

*1:一応IT関連ではあるんだが志から何から全然同じに思えない