The Spirit in the Bottle

旧「小覇王の徒然はてな別館」です。movie,comics & more…!!!

ベスト映画落穂ひろい! 補習その2 NINE

 こちらで

決定!映画ブロガーが選ぶ、2010年ベストムービー! - Level88

というのをやっていて、多分僕のベストも採点されてると思うけど、1〜5位は自分のものとほぼ一緒なんだけど6位以下になると一気に観ていない映画ばかり、という極端な結果になっていた。「空中キャンプ」さんのところと大分違っているのが面白い。そしてこのブログのブログ主rysukyさんのベストで1位に選ばれたのが今回の「NINE」である。

 これは以前一度このブログに登場してますね。「9 〜9番目の奇妙な人形〜」の時に。あの時は「第9地区」「9 〜9番目の奇妙な人形〜」と9がらみのタイトルが続いたので「NINE」も含めてこんがらがるね、という話だった。結局公開時は観なかったのだが落穂拾いしてみました。
 
とにかく出演者が豪華。

 凄え豪華だ!てか一応答え合わせすると上から、ダニエル・デイ=ルイス、ジュディ・デンチニコール・キッドマン、ペネロペ・クロス、マリオン・コティヤールファーギーケイト・ハドソンソフィア・ローレンですね。I Drink Your Milkshake!
 元ネタはフェデリコ・フェリーニのイタリア映画「8 1/2」をブロードウェイ・ミュージカルしたものの映画化だそう。イタリア映画というと日本同様50年代が黄金時代で「自転車泥棒」とか「」とかが有名だけど昨年亡くなったディノ・デ・ラウレンティスがプロデュースしていたのはこのころから。
 とはいえ僕的にはイタリア映画といえばゾンビとサンダルとマカロニ・ウェスタンで高尚とか芸術とかとは縁遠い猥雑な娯楽作、というイメージ。
 物語は映画監督が脚本も出来ないままイタリアに撮影に来て妻や愛人までやってきてさあ、大変、というもの。
 
 で、ミュージカルと言うと、もうそれだけで嫌い、という人もいると思う。突然歌いだすのが変とか、昔からタモリがミュージカル嫌いで有名でしたね。僕は嫌いじゃない、どころか大好きなジャンルなのだが、正直この作品は苦手、かなあ。作品自体の善し悪しとは別に得手不得手。最初に映画館で集中して観ればまた別なのだろうけど。
 この作品では歌部分は登場人物の心象描写として表現される。実際に歌っちゃってるよ、と言う方が僕は好きなのだ。それでもケイト・ハドソンの歌う「Cinema Italiano」は凄い良かった。
 キャストだけでなく、絵面も非常に豪華なので多分劇場で観れば評価が変わる作品だと思う。監督はロブ・マーシャル、あ、僕この人の「シカゴ」も苦手だ。相性ってやっぱりあるんだねえ。
 

NINE [Blu-ray]

NINE [Blu-ray]

おすすめミュージカル映像の暴力とはこういうのを言うのだ!
I Drink Your Milkshake!
Drink it!
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド [Blu-ray]

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド [Blu-ray]