ベスト映画落穂ひろい! その2 オーケストラ!
「ベスト映画落穂ひろい!」2回目は「オーケストラ!」。まったく僕の不明を恥じるばかりだがこの作品は今回いろいろな人のベストに挙げられてるのを見て初めて知ったのだった。日本公開は4月。あのころ僕はどうかしてたのでしょうか。
クラシック音楽、特にオーケストラを舞台にした映画というと「ブラス!」とか日本の「のだめカンタービレ」とかが思いつくところ。
ところで僕は高校のとき吹奏楽部だった。最初はトランペット、後にユーフォニウム(チューバを少し小さくしたようなもの)。それは高校3年時に国体が地元で開催されるからということで高校1年の時に各高校に楽器がばら撒かれ、休部状態だった我が母校にも新品の楽器がもたらされた。それで「折角だからやってみるか」といって吹奏楽を高校デビューした。ちなみに国体は制服が非常にダサかったので出なかった。映画「スウィングガールズ」は音楽のジャンルこそ違うがあのころの僕達とよく似ていて好きな映画の一本。
話がずれたがそんなわけで音楽映画というのも大好きなジャンル。物語はかつてソ連共産党によって弾圧された指揮者が清掃員として働くボリショイ交響楽団にパリの劇場から依頼が来るが、主人公は昔の仲間を集めて勝手に成りすまそうと計画する、というもの。ロシア映画ではなくフランス映画のようです。ソ連時代を知らない人には及ばずながら参照記事
先ほどの通り、この映画に関しては本当に何の情報のなく見てたので、「イングロリアス・バスターズ」のメラニー・ロランが出ていてびっくりした。相変わらず御綺麗ですなあ。
映画は前半の人集め、資金集めてパリへ行くまで、と後半のパリの劇場で上手く演奏するまで。その間のパリについたロシア人楽団員が各々バイトを始めてしまうのが楽しい。やっぱりまだまだロシアも凄い豊かとはいえないんだろうなあ。
個人的に好きなのはジプシーの人(パスポート偽造したりする)がプロのソリストであるメラニーたんの前でバイオリンの超絶演奏をするシーン。
ラストは当然、コンサートを成功させて終わるのだが、その途中でその後の成功して世界各国をツアーする絵が挿入されるのだが、あれはちょっと要らなかったかなあ。
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今年のベストには入らないが劇場の大画面大音量で観たかったと思わせる作品だ。