The Spirit in the Bottle

旧「小覇王の徒然はてな別館」です。movie,comics & more…!!!

ロドリゲス分が足りない  アバター

 毎年一月一日には必ず映画を観るようにして、たぶん今年で20年目だが、今年は話題の「アバター」。IMAXで3D。残念ながら一日だけど料金は特別料金だった。ちなみに去年は「WALL・E/ウォーリー」でした。

 作品はいつものジェームズ・キャメロン物。強い女性が活躍する映画。今回もシガニー・ウィーバーゾーイ・サルダナミシェル・ロドリゲスと強い女性勢ぞろい。キャメロンとウィーバーは「エイリアン2」以来だけどあんまりそんな気がしないね。もっと出演してるかと思ってた。元祖アクション・ヒロイン。ウィーバーって90年代より今の方が生き生きして綺麗だよね。
 ゾーイ・サルダナはCGに置き換えられてるのであれなんだけど魅力的。「スター・トレック」の清潔感あふれるウフーラより躍動的で良いかも。まあ、僕は「スター・トレック」でも人間よりクリンゴンやロミュランに魅力を感じるからなあ。 そして。ミシェル・ロドリゲス多分世界で一番女性軍人が似合う人。彼女が今までキャメロンの映画に出てきたことがないのが不思議なくらい。まあ、キャメロンも「タイタニック」以来だからね。彼女はこれまでも強くて綺麗なイメージだったけど今回はかわいいイメージもある。出番はほんの少しだけどね。
 
 話は一部で言われてる通り、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」あるいは「ラスト・サムライ」。侵略側の人間が先住民とともに暮らすうちに共感し先住民に協力し侵略側に立ち向かう。使い古されたプロット。
 まあだからといってダメとかでは全然無く非常に盛り上がる。世界中でこの手の話は普遍的なんだろうね。日本だと例えば前九年の役藤原経清とかは朝廷側から安倍氏側に廻った人。 映画の中では主人公たちの勝利に終わるけど現実の歴史だとほとんどが先住民の敗北に終わる。
 

 さて、もちろん映像の面にも少し触れよう。例えば人間が出てない部分はほとんどがCGだと思うけど違和感は無い。惑星パンドラの生物も面白い。地球と違ってどうやら6本足が基本のよう。後は先住民のナヴィを初めとして頭の後ろから触覚のようなものを持っていて、それを接続することによって動植物と通じ合うことができるというのがユニーク。
 
 主人公たちは人間とナヴィのDNAを基にして意識の無いナヴィと同じ肉体を作りそれに意識をつなぐことでアバターを操る。主人公ジェイクのアバターはそれほど似てないのだがシガニー・ウィーバーアバターは顔がそっくり
 後はやっぱり「エイリアン2」以上のキャメロンデザインの未来兵器群。パワーローダーの軍用版とかスマートな未来軍というより無骨な海兵隊っぽさがいい。
 
 とりあえず、今後いろいろんな意味で基本になる映画ではあるだろうな、と思う。
 
 後、パンフレットが600円と最近にしては低額な割りに中身が充実してて良い。ただ、惜しむべくはあまりにミシェル・ロドリゲス姐さんの写真が少ないことだ。ロドリゲス分が不足している! ということで、代わりに写真を載っける。



 ちなみにロドリゲス姐さんは過去に何度か暴力事件で話題になっている。もちろん暴力を振るう側だ!すげえ!